30歳の漠然とした不安と起業について
このままでいいんだろうか。
30歳になってから、ふとそんなことを考える時間が増えた。
割と充実している人生だった気がする。
猛勉強して旧帝大学に入った。
ストレートで卒業して就職。
25歳で結婚。
マーケティング企業に転職して日々リモートワーク。
キャリアもそこそこ順調。
貯金もそこそこあるし、信頼できる友もいる。
でもちょっと待って。
わたし「そこそこ」で本当に良いんだっけ?
自分の中のUVERworld TAKUYA∞が問いかける。
多分よくない。
わたし、自分はもっとやれると思ってる。し、ホントはもっとやれると思ってた。
でも、わたしって何がやりたいんだっけ?
どんなふうに生きたいんだっけ?
とかって一瞬考えたけど忙しくて結局深くは思考せずに日常を過ごしてた。
そんな中、夫婦関係がこじれて実家に帰ったタイミングで、
本を読んだり日記を書いたりしていたときにふと、
「あったかい家庭を築く」とか
「ありのままの自分を愛する」とか
「毎日平和にごきげんな1日を過ごす」とか
そういうのはわたしの人生の中の2〜3割で良くて、
本当はもっと血湧き肉躍るような「生きてる」って感じられるような緊張感のある環境の中で
本当に救いたい人を自分の手で救う、
心が動くような日々を過ごしたいのかも。
と気づいた。
「よし、起業しよう」
そう思った。
今までなんとなく避けてきた「起業」の二文字を
言葉にしたら、憑き物がスッと取れた気がした。
このまま会社員のままだと
割に合わない給与で、自分よりも仕事ができない(くせにプライドが高い)上司の下で一生働くことになる。
頑張っても頑張らなくてもさほど変わらない「そこそこ」の給料をもらって
物価が上がり続ける日本で文句だけを垂れ流しながら、それなりの生活を歩むんだ。
そんなのは嫌だ。
一瞬、「今の会社で経営者を目指す」ということも考えたけれど
「マーケティング」はあくまでも手段であり、
よきサービス、よき商品があって初めて成立する性格を持つことや、
たとえ良い仕事をしたとしても、お客さん(エンドユーザー)との距離が少し遠いのが寂しいということを知った。
あとはマーケティング業界の「権威」が蔓延ってる感じにほとほと疲れてしまったのもある。
自分で納得できるサービスを作って、お客さんの反応を生で見たい。
今は、そう思っている。
とはいえ、いきなり起業できるような
スキルもお金も無いので、
当分は、できるだけリスクが少なく起業ができるような
挑戦の土台を整えていきたい。
(家族に迷惑をかけることは絶対に避けたい)
そして、できるだけマイペースに自分の生き方と対話しながら
自分らしい起業、自分らしい働き方、自分らしい人生を歩むために日々思考しようと思う。