見出し画像

トークイベントが呼んだトーク。私を取り巻く壁に穴を空ける

今年度参加していた埼玉県のWSをきっかけに先日小さなトークイベントを開催しましたが、実は同じWSからもうひとつトークイベントが立ち上がり、開催されました。
私と一緒に地域のちいさなしごとづくりをしているなっちゃんの熊谷でのトークイベントでした。
こちらは初回を2/11に開催し、私も当日だけ手伝いに行っていました。

そこで熊谷市のある建築関係者とお会いしたのです。
やや年配なので重鎮といっても過言ではないと思います。その場でのちょっとした自己紹介をきっかけに、共通の知り合いがいたことで、後日またお会いすることになりました。

そして再会したその日、私としては、正直これまで自分のまわりのまちづくり関係がうまくいってない原因のひとつに、地元の建築関係者が障壁になっていたこともあり、同じ業界の中でこの方もどのようなポリシーをお持ちなのか?ちょっと探り探りのお話のスタートでした。

お話を伺っているとこれまでコツコツと重ねてこられた活動(それこそトークイベント!)のこと、これまでとこれからのこと、そして…私や行田を取り巻いている障壁について、私と同じように感じられていたことが分かり、勝手に一気に仲間が増えた感覚になってしまいました…!壁に穴が空いた心地です!

さすがにかの壁に直にあまり接されていないので、「サボっている」と思われていたようですが…。サボりじゃないのですよ、自分のしていることを信じてやっている結果なのですよ…それが恐ろしいところで普通の感覚では分かりにくいところなのですよ。

私というのは、NPOに所属してしまっていることで壁の内側の人間になってしまっていて。
外側のひとや、同じ壁の内側にいるのに外側の立場を取っているひとからすると(主体的ではなく文句だけ言う人)、私のことは壁があって壁越しにしか見えてないんですよね。壁というイメージが自動的にプラスされてしまっているというか。

私もまた、自分の地域に障壁があると、そこから先が見えにくくなっていて、壁の向こうにどんな人がいるのか?なかなか主要人物が見えてこないんです。

しかも壁の向こうにいる人からしても壁の向こうにいる私は敵か味方か分からない状態なんですよね。そうすると手を組みにくいんです。確かめるのに何年も要します。(要されています、のが正しいかも。8年目にして最近やっと壁がなくなり始めたような…)そのため私のまわりの地域は世界が狭いと感じていました。

でも少しずつ自分でできることを小さくても繰り返していたお陰で、壁の先の色んな方にお会いすることが出来て、少しずつ少しずつ壁に穴が空いてきたのを感じています。
壁は仕方ない、まだしばらく残るのでしょうけど、出入り口が出来れば迂回して行ける範囲が広がるので大概のことは出来るでしょう。
昨年、藤村靖之先生(非電化工房)のおっしゃってたことの中に、「できれば障害を相手にしなくても良いように、自分たちで出来るところから動く」というのもあって。最初は出来るだけ避けて通るのもコツですね。
これを機にまた少し行動範囲が広がり、そして深くなりそうです。ありがたい出会いです。

周りのひとからよく聞く言葉に「一気にガラッと変わる時が来る」という言葉があります。少しずつ志を同じくする仲間と出会って、小さくとも主体的に動き続けていくと、もしかしたら………ってこのごろ頭を過ることもあって。まだまだ時期尚早ではありますが。苦笑 そんなこと思ってしまうほどに、今までになくどんどん話の通じる方たちに出会えているのでやる気出てきますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?