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Salesforce 認定 Data Cloud コンサルタント − 認定資格取得のための4つの知恵

2025年に入ってから、Salesforce 認定 Data Cloud コンサルタント の認定資格の試験を受験し、無事に合格しました。

今回はその備忘として、また、これから受験する方への知恵とコツの共有を目的として、この記事を残しておきます。


その1 知識ゼロの状態から過去問をやる

未知の世界には、まずは地図を持って臨みたい気持ちに駆られます。情報や知識も頭に詰め込んでおきたいものです。

しかしながら、このレベルの認定資格試験においては、真っ先には不要です。後からでも十分間に合います。

では、真っ先に何をするか? それは、無の状態からいきなり過去問を解き、出題傾向や、問題の出され方、難易度、クセや特徴を肌で感じることです。
加えて、どの程度真剣に取り組むべきか、どの程度時間が必要そうかも同時に割り出します。そうすることで、何をどれだけ勉強するべきか、不明点、苦手なポイントはどこかが可視化されます。基礎的な知識のインプットは、その可視化されたポイントに添った形で行います。


その2 過去問を4周まわす

1周目:出題傾向や難易度などの分析(アウトプット)

インプット

2周目:不明点、苦手領域、インプットすべき論点の可視化(アウトプット)

インプット

3周目:(本質的理解から一旦離れて)QとAをセットで覚える。パブロフの犬を目指す。このQが出たら、Aはこれ!と条件反射で正解を導けるように。(アウトプット)
インプット

4周目:仕上げ。なぜか、どうしても覚えられない論点の明確化と整理。ここに来てはじめて、ノートに苦手論点を整理してまとめる。(アウトプット)


その3 こなれていない翻訳に慣れる

恐らく、オリジナルの問題は英語で作成されていると想定される。英語→日本語の翻訳は非常に精度が低いので、そもそもの言葉の壁がボトルネックとなり、問題が理解できない事が多々あった。

そこで対策として、過去問を通して低精度の日本語訳に慣れる事が非常に重要。
また、それでもどうしても問題の内容が理解できない場合は、該当する英語の問題をネットで探すことも実践してみる。


その4 選択肢に△の概念を導入する

1つの問題に対して、答えの選択肢は基本4つ出題される。内、1つが正解。

4つの選択肢の内、1つないし、2つ程度は「これは✖️だな」と明確に判断できる選択肢があり、すぐに除外できる。

しかしやっかいなのが、内容は全く間違っておらず、「○」だけど、評価や有効性が部分的・限定的であり、選択肢として弱いと判断できるものが紛れている。
いじわるな引っ掛け問題のようなもの。言ってみると、「△」の様な選択肢。

これに対しては、まずそのやっかいな存在を認識するとともに、問題の要件に対して、最終2つの選択肢のうち、どちらの方が選択肢として優れているか? 条件により合致しているか? という思考を導入しないと上手く正解に導けない。この思考の癖付けを、過去問を通して磨いておく事が重要。


これら4つの知恵やTipsを理解した上で、勉強に臨むと非常に生産性が高い学習が見込める。

これから受験する方々の合格を祈願しています。

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