春に訪れるポジティブエネルギーを丸ごと楽しみたい

 花

 この季節、通りすがりに出会う桜の木々を見ては、ほんわかと細胞が緩む。  特に北に住む私は、こんもりと盛り上がる花つきの多い桜を目にして育ってきた。
 温かいところの桜より2〜4個も多いまとまりを成すそうで、満開の豊かさをこの瞬間ばかりと楽しませてもらった。
 今年も桜さん、ありがとう。
 

 小学一年生


 そして、職場である小学校に今年も一年生がやってきた。
 なぜ、こんなにおもしろいのだろう、この子たちは…

 たしかに、学校が不安な子がいる。
 小さな出来事と思われることを、大ピンチと感じ、大きな反応を表す。

 そうだよね。初めてだものね。

 大人だって本質は同じだよね。
 

 言葉を沢山覚えている子

 話せるが故に、逆に理解しづらく、誤解されることも多い気がする。

 あれこれ説明、または弁明?言い訳?するけれど…
 『やりたくない!』と、強い抵抗を表出しているけれど…

 え? 実は忘れ物して困ってたの?
 鉛筆、消しゴム、お箸、
 …何でも貸すよ。大丈夫!

 なんだ、それで困っていたってことなのね。解決法が分かったら、次は大丈夫だと安心出来る。
 子どもたちの頭の中で何が起きているかは、聞いてみないと分からない。
 どんどん不安を膨らませて大ピンチにまで追い込む怪獣と闘っていたりする。

 心の怪獣との闘い方をサポートしています。

 
 『やだ』をただ繰り返す子

 
 廊下を通りかかったら、もうそこから抜け出せない状態に固着してしまっていた。『やだ✕100』の子。

 そっと聞いてみた。

 『怖いんだよね』
 
 すると、『やだ』は止まり、

 『うん』

 そうなったら、心の警告ブザーは止まり、次の話し合いへと進める。
 あとは、笑顔で活動が出来る。

 この瞬間にどんな刺激を返せば、脳の切り替えが出来るだろうか、と考えている。

 昨日よりもっといい関わり方はないだろうか、と考えている。

 新しい子どもたちと出会うと、新鮮な発見と気付きをもらえる。

 おもしろい。
 
 『すぐ泣く、すぐ怒る、すぐ拗ねる』
    
       ↓

『すぐ笑う、すぐ元気になる』

 
 みんな、活き活きしている。
 ゴム毬のように、心がいつもポンポン跳ねている。

 春は、そんなポジティブエネルギーを運んできてくれる。
 
 私は、心の中にメジャーと秤とナイフ(刀?)を持っている。

 人を測り、否定する癖がある。
 それがないと成り立ち難い仕事だと思ってきたのかもしれない。
 そもそも、それが私だったのかもしれない。
 否定グセは、私の内面にあるものをあぶり出してくれた。
 犠牲者意識、劣等感、怠けたい気持ちなど、見たくない自分の現実。

 それがあるから、人に迷惑をかけ、
 迷惑をかけるからこそ、逆に人を赦す気持ちも生まれる。

 桜と一年生のおかげさまで、ポジティブエネルギーを楽しんだから

 メジャーと秤を、長く大きくしていきたい。

 『はい』『ニコニコ』『軽やかに』
 今日を過ごそう。

 
 
 
 


 


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