「お母さん、それって、チャンスですね。」
小学校に勤務する故、子どもたちの日々の揉め事には、毎日出くわします。
トラブルを目の前にして、
プラスの思い・マイナスの思い
どちらからスタートさせるかで、見えてくる先は変わる気がしています。
A:めんどうな出来事が起きた。
B:価値ある出来事が起きた。
改めて考え、回想してみたら…
第一子育児中の私は、目も当てられない有り様でした😱
我が子かわいさに、「守りたい」思いが強かったのです。(よく言えば^^;)
「守りたい」は時に、「その子の無力」を認めることになっているとは疑いもせず(^_^;)
「いい母」でありたい私に、随分付き合わせてしまった感があります。
それは、私の物事に対する解釈の仕方、そこに原因があった気がします。考え方の癖とでもいうのか。
大変なことが起きた。なんとかしなくちゃ!
起きてほしくないことが起きた。勘弁してよ。
捉え方が、ただただマイナス(笑)
明るくおふざけモードが好きな私は、実はめちゃくちゃネガティブを背負っていた模様です。
A:とにかく早く解決しなきゃ。
B:本質的な解決には時間がかかること もある。
A:悪い方をはっきりさせよう。
B:実は善い人悪い人はいない。
A:あの子は、いじわるな子だ!
B:あの子は、いじわるをせずにいられないくらい何かで困っているんだ。
A:大人が解決してあげなきゃ。
B:子どもが解決できるように手助けをしてあげたい。
A:この子は、私が守ってあげなきゃ。
私がなんとかしなくちゃ。
B:この子は、きっと大丈夫。内にある 力を信じて、その力を引き出してあげよう。
A:子どもの揉め事が、親御さん自身の問題にすり替わってしまう。
B:子どもの揉め事は、親である自分とは切り離して、俯瞰して見てみる。
昔の私はAさんで、今の私はBさんの一面を持てるようになってきました。
が、また、新しい課題が来ると、Aさんが顔を現します😱オロオロ😵💫
子どもたちの間にトラブルがあった時は、初めに聞くようにしています。
「仲良くなりたい?」
「今は、仲良くなりたいと思えない?」
子どもたちは、正直な思いを伝えてくれます。実際、どちらの答えも出てきます。
その時にどう感じていたとしてもいいと思って受け止めています。経験を経てまた変わっていくものですから🤗
何かが起きるからこそ成長できる。
そう信じているから、こんなふうに声をかけていきたいのです。
「偉そうに見えたらごめんなさい。
お母さん、それって、
チャンスですね。」
「いい劇の陰には、いい悪役がいるの。誰がやるかで劇の出来が変わるのよ。」
自らが長年演劇をされてきた、保育園の園長先生がおっしゃっていました。 トラブルを運んでくる人は名悪役。学びが終われば悪役を終えて、いつもの自分に戻ります。
人生を豊かにしてくれる出来事。そこでは悪役らしき人物が登場するかのように見えているようです。
子育てはドラマがいっぱいで、だから有り難いものだと思います。今さらながらにようやっと…。
父のお陰、母のお陰、主人のお陰、3人の子のお陰…キリのないお陰様が溢れてくるので、ここで終わりにします。
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