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day1-CAMINO, saint-jean-pied-de-port〜Roncesvalles

寝っ転がったら身体楽だなぁ、って言ったら、当たり前のことです、と言われた。
でも、休むなら寝転がった方がめちゃめちゃ回復するで。

身体めちゃきついんだけど、歌いながら歩くと緩和される不思議、なんの効果なんだろ、これ。
エネルギーは使ってそうなのになー。
明確に足の痛みから解放されるんだよ、ほんとに歌ってる時だけ。
ちょっと歌わなくすると痛いんです、はい。

ある時から、歩幅が40〜50cmくらいで刻むように歩いてた。
こうすると、膝の裏も、外反母趾もだいぶ和らいでて。
ちゃんと歩いて痛いなら、ちゃんと歩かなければいいだけなんだよなー。
こんなことに「気づく」んだもん、力を抜いている「つもり」になっているだけで、全身を使って力を抜いていないんだと思うよ。
面白いなー。
ここから敷衍して、生き方についても、
「ゆるんでる」つもりにはなっていたけど、知らず知らずのうちに力は入っているかもしれないなぁと。
疲れたら寝転がる。

そういうことかよw
zubiriまで一気に行くアメリカンのことを、いやぁ、45kmはかなりやばいわー、とか言ってたのが、まさかのフリになってたとはww

いやぁ、40kmよく歩いた!
途中、景色も良くて楽しくて写真を撮ってたんだけど、そこは全部wrong wayでした。
2時間半間違えて戻った、結果12時間ハイキングになった。
間違えが発覚したのは、車に乗った兄ちゃんがたまたま通りかかったから。
もう、サンチャゴにしか見えなかった。
あれがなかったら、本当に野宿してたと思う。今、目的地の村に着けてるのは、あの兄ちゃんのおかげ。
同日に歩いていた4人がわたしの到着を待っててくれてさー、一緒にディナーを食べて、ワイン飲んで、笑って、まさしく貴重な時間を過ごさせてもらった。

道中、間違えが発覚してから、何かのせいにしたりとかはしなかったんだよね。
急いだりも特にしないで、一歩ずつ戻っては進むことができた。
不機嫌になる事もなかった、まぁ、軽く絶望はしたけどw
戻るしかないから戻って、そっから登って。
めっちゃ疲れてたはずなんだけど、歌を歌いながら歩いて。
正直40kmは2度とはゴメンだけどw、またこうやって明日チャレンジできるのも、サンチャゴに導かれてるのかなぁとか思ったり。

あぁ、そいや思ったことがあったんだ。
山越えれば着くっしょ、みたいな思考をしてて、もしかしてとりあえずこのままやれるだけやってみる、みたいな力押しを色んな所でしてるんじゃないかなぁって。
おかげで楽しくてハードな時間を過ごせてるわけだけどw

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