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今週聴いたアルバム簡易レビュー(24/10/28〜24/11/3)

Darlia「Petals」
 15年作。
 グランジの音を出していながらメロディがいかにもイギリス。纏う雰囲気も湿っぽくて少しナイーブな感じ。キャッチーで勢いもあってカッコいい。
「Queen Of Hearts」「Candyman」がお気に入り。
 サブスクなし。

Little Feat「Feats Don't Fail Me Now」
 74年作。
 スライドギターがカッコいい。タイトなグルーヴで気軽に聴けるノリのサザンロック。ファンクの影響を感じる瞬間がある。

SWV「It's About Time」
 92年作。
 初々しい女性ボーカルのニュージャックスウィング。ワルなストリート感を出しているところがなんとなくかわいらしい。ビートが強調されているぶん、ヒップホップに寄った曲が特にカッコいい。
「I'm So Into You」「Right Here」「Weak」「Black Pudd'n」「It's About Time」がお気に入り。

Holly Cole Trio「Don't Smoke In Bed」
 93年作。
 シンプルな音でわかりやすいジャズボーカル。パワフルながら包容力のある歌声でかなり好きなタイプ。ピアノとベースの音も心地いい。メロディアスでゆったりと流れるので気楽に聴ける。
「So And So」「Everyday Will Be Like A Holiday」がお気に入り。

Venom「Welcome To Hell」
81年作。
音質も演奏も劣悪ながら勢いたっぷりなエクストリームメタルの卵。ザクザク刻むギターに吐き捨てるボーカルがカッコいい。悪魔崇拝のイメージ含めて愛おしさもある。

Horisont「Second Assault」
 12年作。
 70年代のハードロックにほんのりストーナーの要素を混ぜ込んだような感じで、ブルージーでややルーズな演奏が心地良い。ドロリとした空気で泣きのギターソロもあったりしてかなり上質なロックアルバム。
「Crusaders Of Death」「Watch Them Die」「Spirit」「Thing I've Seen」「Thunderfight」がお気に入り。

Fall Out Boy「From Under The Cork Tree」
 05年作。
 勢い満点のゴリゴリなエモ。荒々しいギターがめちゃくちゃカッコいい。ボーカルも激情を吐き出しているような初々しい力強さがあって好き。冒頭4曲が飛びぬけてカッコいいからそこばっかり聴いちゃうけど、それ以降もなかなかいい曲がそろってる。曲名が長すぎるところは玉に瑕。
「Our Lawyer Made Us Change The Name Of This Song So We Wounldn't Get Sued」「Of All The Gin Joints In All The World」「Dance, Dance」「Sugar, We're Goin Down」「Champagne For My Real Friends, Real Pain For My Sham Friends」「Al Little Less Sixteen Candles, A Little More "Touch Me"」がお気に入り。

Wrathchild America「3-D」
 91年作。
 複雑な展開の捻くれヘンテコスラッシュメタル。前作よりも音が良くなって楽曲の展開の奇妙さも上がった感じがする。こっちの予想をどんどん裏切ってくるのが奇妙な心地よさ。
「Spy」「Forever Alone」「Surrounded By Idiots」「Desert Grins」「Prego」がお気に入り。

Mr. President「We See The New Sun」
 96年作。
 終始ノリノリなユーロダンス。レゲエやR&Bの要素が入っていて独特な空気で面白い。音がコテコテ過ぎてちょっとダサいと感じてしまう部分もあるけど、やっぱ気持ちいい。
「Coco Jamboo」「Love Zone」「Turn It Up」「Where The Sun Goes Down」がお気に入り。

Hank Mobley-Lee Morgan「Peckin' Time」
 58年作。
 和やかで軽快なハードバップ。Hank MobleyとLee Morganが吹きまくってるのもカッコいいし、華やかなピアノもかなり良い。全編通してわかりやすくポップな印象で、リラックスして聴けるジャズアルバム。

Mother Earth「You Have Been Watching」
 96年作。
 アシッドジャズと言いながらほとんど70年代風の泥臭いハードロック。時折挟まるホーンセクションがいい味出してる。グルーヴィーでカッコいい。

Faces「Long Player」
 71年作。
 ブルージーだったりカントリーっぽかったりするロックで、程よくルーズな空気が心地いい。ロッドのボーカルもロン・ウッドのギターものびのびとしていてかなり好き。
「Sweet Lady Mary」「Maybe I'm Amazed」「Had Me A Real Good Time」「I Feel So Good」がお気に入り。

Skillet「Revolution」
 24年作。
 オルタナティブな感触のアメリカンロック。ひりつくようなシリアスな空気で、曲の雰囲気にもバリエーションがあって面白い。ライブでシンガロングしたくなる曲が多いのも好き。
「Showtime」「Unpopular」「Not Afraid」「Fire Inside Of Me」「Defector」「Death Defierがお気に入り。

The Last Goodnight「Poison Kiss」
 07年作。
 オシャレなロック。ポップなメロディーだけどどことなく陰がある感じでピアノやキーボードの音が妖しさ、毒々しさを増している感じ。若干線の細いボーカルもマッチしていてかなりカッコいい。
「Poison Kiss」「One Trust」がお気に入り。

Aphex Twin「Selected Ambient Works Volume Ⅱ」
 94年作。
 唯一無二な空気のアンビエントテクノ。おどろおどろしいトラックが続く中ふいに穏やかに包み込んできて、かと思えばまた不気味な音が鳴り響いて…と終始揺さぶってくる。綺麗だが怖い。

Soul Asylum「Clam Dip And Other Delights」
 89年作。EP。
 ちょっと癖のあるハードロック。引っかかりのある展開があったり、グランジっぽさを感じる荒々しさがたまにあったり、結構面白い。3曲目以降がめちゃくちゃ好き。

Nightwish「Wishmaster」
 00年作。
 壮大な雰囲気のシンフォニックメタル。クラシカルなフレーズにオペラチックなソプラノボーカルがめちゃくちゃカッコいい。ほんのわずかに物足りなさを感じるところもあるけど、全体的にはかなり良い。
「Wanderlust」「Wishmaster」「Crownless」「Deep Silent Complete」「Dead Boy's Poem」がお気に入り。

Cash Cash「Love Or Lust」
 11年作。
 ダンサブルなエレクトロポップ。楽しい雰囲気でロックっぽいパートも多い。バカになって踊りまくろう、って感じではなくて、インテリな印象を受ける。
 サブスクなし。


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