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【推し】時代が「カードキャプターさくら」に追い付いてきた

こんにちは。もずくです。

パステルカラーに隠れて
超アバンギャルドなカードキャプターさくら

カードキャプターさくら公式ホームページより

「カードキャプターさくら」は、
私が初めて読んだ漫画です。

今は無くなってしまった地元の古本屋で
人生で初めて漫画を買ってもらいました。

母曰く、テレビをザッピングしてたら
たまたまやってたさくらのアニメに見入ってしまい、
絶対懲悪がない世界に感動し漫画を購入したそうです。

悪者が誰も出てこないって凄すぎますよね。

あと同性同士や歳の差など色んな愛について
描かれてるのにそれを認めあってる世界とか。

知世ちゃんのもはや盗撮レベルのカメラワークと
さくらちゃんへの愛情とか。

(今の言葉だと推しへの宗教心とも似てる気がする。
でも、やはり知世ちゃんはそれ以上なのかな)

ある方のnoteの指摘で気付いたけれど、
家族構成に片親の描写しか出てこないのも
この時代からすると確かに先進的です。

そう、カードキャプターさくらはパステルカラーに
隠れて実は超アバンギャルドな物語です。

今よりも様々な性や愛について言われる前の時代に
ミッツマングローブさんがさくらの原画展に
コメントを出していたのを印象的に覚えてます。

何で「ミッツマングローブ!?」って思ったもの。
彼女も時代の先駆者だからというのが、
年を重ねてようやくわかりました。

カードキャプターさくら公式ホームページより

子どもの頃といま読んだ時の違い

子どもの頃は何も考えずに読んでいました。
魔法がある世界に憧れていたのを覚えています。
それもさくらは自分のためじゃなく、人や街のために
魔法を使っていたのがかっこよかったです。

私も当時感化されて、
雨の気配とか風の気配とか感じまくってたな笑。

「カードキャプターさくら」の凄いところは
読み返す度に印象が変わっていくことだと思います。

年を重ねて、色んな知識を蓄えて、時代を越えて、
さくらの世界の美しさがわかっていく。

偏見も執着も欲もない
お互いを認め合う世界を成立させた
CLAMP先生、大河七瀬先生に敬服です。

CLAMP先生の魅力ってストーリーの面白さや
絵の美しさなど色々ありますが、それらに隠れて社会の疑問や問題に切り込むところだと思います。

奥が深いから年を重ねて読み返す度に
新たな気づきがあります。
おかげで、CLAMP作品だけは中古屋に売れません。

あと、さくらちゃんの凄いところは人に愛想を良くし、
やるべきをきちんとやり、欲を出さず、
自分に求められている事を見抜き物事を進めるところ。あと鈍感なところ。

生きていく上で鈍感さって大事だと思います。
まだ短い人生ですが、そう思います。 

「プラチナ」で泣いちゃう先輩

さくらといえば、音楽も最高ですよね。

どの曲も名曲ですが、やはり外せないのが
坂本真綾さんの「プラチナ」です。

突然の回想になるのですが、
数年前、バイト先で勤めていた書店で
なぜかCLAMPの話になったんですね。

そしたら6歳年上の雰囲気・小泉孝太郎の先輩が

先輩「坂本真綾さん知ってます?」

私「ああ、もちろん知ってますよ〜!
 『プラチナ』歌われている方ですよね?」

先輩「そうですそうです」

私「あの曲素敵ですよねー!」

先輩「俺、あの曲を風呂に浸かりながら思い出して
       泣きそうになるんですよね」

私「!?!?!?」

え、プラチナって涙ぐむ曲だっけ…?

その先輩は本当に仕事ができて、
クレーマーが来た時も庇ってくれて、
後輩の面倒見も素晴らしく良かった方なんですが。

この人は湯船に浸かりながら、
プラチナを思い出して(歌って)泣いている……!?

爆笑しました。腹が痛かった。

note読んでるあなたも考えてみてください。
小泉孝太郎がお風呂に浸かりながら、プラチナを
歌って泣きそうになっているところを。

先輩、ちょっとキモいと思ってごめん。
ってか、本音言ってしまったかもしれない。
(キモいと思ってしまった私はきっと心か汚れている)

この話を聞いて、
一生この先輩についていくと決めました。

私が人生で聞いた中で3番目に好きな話です。

先輩は私の一生の推しです。(本人には言わない)

昨日はその先輩の誕生日でした。
4月1日でもないのに、CLAMPの話をしたのは
この話をしたかったからです。

先輩、お誕生日おめでとうございます。
いつまでも純粋で綺麗な心の持ち主でいてください。

……そんなこと、6歳年上の先輩のLINEには
書くのは忍びないため、こっちに書きました。

その先輩の本職はライターなので、
もしかしたらnoteをやっている可能性があります。

どうか先輩、このnoteを見つけないでくれ。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは。


↓イラスト引用


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