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通信制高校の高3受験生、1日何時間勉強してた?

中高一貫校不登校→高2から通信制高校に転入→私立中堅大学現役合格の大学生男子の母です。
通信制高校はサポート校のトライ式高等学院でお世話になりました。

息子は高2に進級できないレベルの学力(偏差値30台後半から40台前半)から私立大学受験にチャレンジし、偏差値50-55くらいの大学に合格し通っています。

高2から通信制高校に転入したため、高校単位取得のための授業は季節ごとの土日スクーリングのみで年間20時間くらいだったと思います。

普段は学校の授業は全くなく、個別指導に週3回、各1時間のために通うだけなので、基本的には毎日がずーっと夏休み、という感じでした。

トライの個別指導を入れていない日でも、自習スペースは9:00〜17:00か18:00?(長期休暇期間中は全日制高校の子たちも通うのでもう少し短い時間)で利用できるので、やる気のある子は毎日通学して自習スペースで勉強していると聞きました。

息子の場合は、できれば毎日通って、通わない場合でも1日6時間勉強して欲しい、と言われました。

全日制高校に通っている子たちが6限、7限までの授業を受けている時間に、受験勉強と単位取得のためのレポートなどの課題をこなせる感じです。

でもそれはあくまで理想で…不登校になった時点で昼夜逆転していることもあり、昼からの個別指導通いも毎回起きれるかギリギリな状況でした。

トライの自習スペースに通って欲しかったけど、結構話し声がうるさいらしく集中できないということでほとんど利用しませんでした。

勉強は家のみ、個別指導の先生の指示をこなす形で、1日の勉強時間も少なかったと思います。
(昼夜逆転のため勉強しているところをあんまり見たことがなかったのでよくわからず…いつ勉強しているんだろう?という感じでした。
大学に入ってからの方が家で勉強する姿をよく見ていますが、受験時代の方が勉強していたとのことです。)

お金に余裕があれば個別指導入れまくれますが、我が家は父単身赴任で普段の生活費や帰省費も余分にかかりますので、個別指導週3コマでもお財布ヒイヒイでした。

いつになったら目の色が変わるんだろう?あせったりやる気に火がつくのだろう?と思っていましたが、最後まで目の色は変わりませんでした。

大学生になってから、通信高校時代は自分の将来が不安すぎて夜な夜な泣いていた、と本人から聞きました。

親に年間120万くらい使わせているという負目もあったようです。
親からすると、こんなにお金かかっているんだから死に物狂いで勉強してほしい、という嫌味な思いもありました。

勉強しないといけないという事は本人は言われなくてもわかっているので、嫌味を出さないように、勉強したら?と極力言わないようにしていました。

あと、父が単身赴任で基本的に不在、というのも、勉強の事を言われない家庭環境だったと思います。

こんな感じで、同居している母ですら勉強している姿をあんまり見なくて、いつ勉強してたんだろう?という受験生活でしたが…(過去問コピーを頼まれたから、問題集購入頼まれたからやってるんだろうなぁ、という感じ)

ひとつ言えることは、受験勉強時間が長ければいいというわけではなく、個別指導のプロ講師の的を得た指導があったから合格できる学力まで伸びた、と思います。

ちなみに大学に入ってから英語のクラス分けテストがあったのですが、真ん中レベルのクラスだったそうです。
(後期の3月まで勉強した分、実力もついたということかなと思います。受験はギリギリ滑り込んだけれど学力は真ん中でほっとしました)

勉強=わからないことを解決する なので、わからないことをすぐに解決できる環境がある、という事が大事だと思います。

個別指導はベストですが、学校や塾の先生に気兼ねなく聞ける環境があればいいと思います。

この大学はこういう問題がでるからこの問題集を使って…という感じで傾向と対策がわかる、実力に応じた指導ができるプロ講師はすごいと思いました。

でも、最後の最後は本人の諦めない気持ちでしょうか。
勉強時間にこだわらず、わからなかったことがわかるようになる、が増えていけば合格に近づいていく、そんな風に感じました。

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