あん?サッカーマンガレビュー対決だ?俺が教えてやるよ本物ってやつをよぉって話

戦争という名前の茶番劇?いいえ神々の遊びラグナロク?


それは良くわかりませんがまたあの二人がなんかやってました



マンガ新聞上でサイバーコネクトツーの松山洋vsナンバーナインの小林琢磨のレビュー対決第二弾だそうで今回の対決テーマはずばり

『サッカーマンガ対決』だそうです。


読んで見るとなるほど松山さんの方は敢えてのクラシック作品を

小林さんの方は現代連載漫画の中でも最高峰の一翼を

それぞれもってきたと・・・


そんなら僕はこの作品を出しますか。

『Jドリーム』は塀内夏子センセイによる作品で連載は1993年始まったJリーグそして世界が舞台となった作品です。

連載開始の少し前1991年に日本でのプロリーグ創立にむけ組織され1993年にJリーグとして始動を始めました。

正にJリーグ元年のその年に連載が始まった本作はその時代を反映した一作です。

今の30代以上の方は

“カズダンス”や“Jリーグカレー”“ジーコ”や“アルシンド”なんて響きが懐かしく感じるのではないでしょうか?


今でこそ世界で戦うサッカー選手なんてのは珍しくなくなったし、日本のサッカーリーグとしてのレベルや国際的な立ち位置も大きく向上しました。

けれどこの連載が開始された当時はまだまだ芝の上でのプレーの方が珍しくなかったような時代です。

世界で戦う、世界と戦う、W杯は夢のハルカ向こう。そんな時代でした。


本作の主人公である赤星鷹は類まれなる素質と若くして身に着けている技術はあるもののスポーツマンどころか、人としてもやや粗悪な言動ですが、チームに入り良き仲間たちと触れ合うことで居場所を見つけていきます。

そんな本作に流れるのは少年誌らしからぬ“哀愁”です。

キャプテン翼を筆頭にスポーツマンガと言えば燃えるような展開や熱血的なセリフが主流だったころに連載が始まったこの作品の最序盤のハイライトと言えば、ベテランエースの本橋がいよいよこれからプロリーグとして華々しい未来が見えたその直前で怪我によって引退を余儀なくされそのバトンを主人公に渡すシーンです。

そこに熱さはありません静かな空気が漂うだけです。このシーンは特に大人になって読み返した時に恥ずかしながら私、号泣メーンとなってしまいました。

もうちょっとでもうすぐ目の前まで自分の理想とか夢が近づいていたのに

刹那に消えてしますあの儚さ。それがこの作品のスタートとなります。


この作品も古い作品の部類に入るかも知れませんがこういった作品があるからこそ現在までその熱が冷めず今なお継続していくことが出来ているもだと思います。


社長勝負に横から入るようでアレだけどこれもどうだ!って話です。


おまけ

連載中の作品だと

『アオアシ』『ギャイアントキリング』『DAYS』『ブルーロック』あたりは間違いない傑作です。





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