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ギフトの連鎖でどこにたどり着くのか?その1

ある日僕は渋谷のライブに誘われてライブに行きました。
それはとても楽しい時間でした。

ライブ後に片付けが始まりました。
時間もだいぶ遅くもう少しで終電というところでした。

ふと、片付けをお手伝いしたくなり、せっせと片付けのお手伝いをはじめました。お掃除したり椅子を移動させたり。

そうこうしているうちに終電だ!ってことで
僕は切り上げて電車に乗りました。

運がいいことに席には座れて、のんびりしていました。
次の駅で陽気な外国人が6人ほどのってきました。

海外の人にとっては駅名さえも楽しさの元なんですね。
その方々はとても楽しそうに駅名を連呼していました。

「いけぶくーろ!」

「めーじろ!」

「OH!たかだのばーばー!!」

僕も内心笑っていました。

駅名だけでここまで楽しめるの素敵。

そして駅で何人か降りて、残り二人になっていました。

その二人は僕のとなりでなにやら話していました。

そして僕に英語で聞いてきました。

「この電車は西日暮里まで行きますか?」

と。


この電車は終電で池袋止まりです。西日暮里にはとまりません。

英語が苦手な僕はたどたどしい英語で

「西日暮里にはとまらないですよー」

すると!

OH!と嘆きつつ

「歩いたらどれくらいかな?」

と聴かれたので、グーグルマップで調べて
「1時間ぐらいですねー」

って答えました。
また
OH!って嘆いている感じだったので

すこし考えて感じてこう伝えました。

「よかったら家に泊まります?」

「え?」
「え?」

僕の英語が伝わらなかったのか、その提案が衝撃だったのかは
わかりませんが、もう一度伝えてみました。

「よかったら家に泊まります?」

「え?いいの?」

そんなわけで僕の家に泊まってもらうことになりました。

(つづく)

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