【ギフトに生きる#8】ギフトする人は選んでいい

ギフトに生きるのことをお伝えしていると、「全員に平等にギフトしないといけないと思っていました。。」という言葉をよく聞きます。

タイトルにもあるように今回は「選んでいい」ということをお伝えしたいとおもいます。

誰にでもギフトしようとするデメリット

世にいう優しい人達は、できる限り誰にでも優しくしようとします。そして誰ひとり漏らさず豊かであってほしいと願うし行動をしています。

それはとてもとても素晴らしいことなので、それ自体は尊敬以外のなにものでもないですし、そんな自分を誇らしく思っていてもらえたらすごく僕は嬉しいです。

でも、でもですよ。もし誰にでもギフトをしようとしてしまって、そして疲れてしまったり、無理をしすぎてしまったりしてつぶれて動けない。。とか、めっちゃ頑張って余裕がなくなって、意図せず誰かを傷つけてしまったり。。

みんなにギフトしようとすることは、長い目で見て持続可能なギフトができなくなっちゃうかもしれないのです。

たとえばわかりやすくお金を寄付するとしましょう。自分の収入が結構あって毎月10万円貯金できるとします。その中から1万円を毎月あるNPOさんに寄付していました。このぐらいならまだ問題なさそうですよね。

でも交友関係が広くなるにつれて別のNGOさんと出会ったりして寄付の金額が増えていき、気きがつけば10団体に1万円ずつ、合計10万円の寄付をしているとしたら結構きつい感じになっているのではないでしょうか?

毎月できた貯金も0になっているのですから。。

そこにもう1団体知り合ってしまったとしたら。。

今度はどんどん貯金が減っていくわけです。。

ギフトする相手を選ぶメリット

そこで、相手を選ぶとどうなるのか?ということを少し綴ってみます。まずは全員にギフトをすることがなくなるので自分が無理したり、がんばりすぎることが減ります。結果的により長くギフトをし続けることができるようになるのです。

先程の例で言ったら、毎月貯められる貯金10万円のうち自分が無理なくできる寄付は1万円だとしたら、自分が応援したいと強く思うところに1万円寄付するとかですね。(もちろん10団体に1000円づつとかも無理がないからOK)

そして長くギフトを続けていられると、不思議なことにギフトがまた巡ってきます。※これはまた別の機会に。

そして巡ってきたらまたギフトできてどんどん持続可能な領域がふえていくことになるのです。

ギフト相手の選び方

ではどういう基準でギフトの相手を選んだらいいのか?

ということですがシンプルに4タイプの人にわけています。

1を10にして広げるタイプ
1を1として感謝してくれるタイプ
1を0にしちゃうタイプ
1を-1にしちゃうタイプ.

1を10にして広げるタイプ(超おすすめ)

1-10タイプ:この人達にはギフトを是非してみてください。どういうタイプかと言うと渡したギフトをめちゃ喜んで受け取り、活用し広げてくれるタイプの人達です。

例えば、自分の知っている知識を伝えたとします。そしたらそれにすごく感謝をして「ありがとーーー!」って言ってくれたり。その知識をちゃんと活用して3ヶ月後に「あのときの知識でめっちゃ今も助かってる!」とか言ってくれたり、みんなにその知識を広げてくれていたりする人です。

こういう人には積極的にギフトすると、自分も嬉しいし、さらにそのさきの人達へも間接的にギフトが広がっていくので世界に豊かさが自然と増えていきます。それはいずれ自分に循環してきてしますのです♥

1を1として感謝する人(おすすめ)

1-1タイプ:こういう人へもギフトをしていくのはおすすめです。

このタイプの人は贈ったものに対して喜んで感謝とともに受け取ってくれるし、いつか自分もあなたに贈りたいなって感じてくださいます。

例えば、誕生日にプレゼントを贈ったら、ありがとうーー!って喜んでくれて今度お礼したーい!なんて言って、次に遊びに行ったときに食事を御馳走してくれたりするかもしれません。

1を0にしちゃうタイプ(余裕があったら)

1-0タイプ:ここからは要注意なタイプです。

このタイプの人は”あたりまえ”が心に宿っています。

お金払ってるんだから買えて当たり前、働いてんだから給料もらってあたりまえ、親なんだから子育てしてあたりまえ、この前ごちそうしたんだから今回はお前がごちそうしてあたりまえ、給料払ってんだから働いて当たり前

そんなふうにいろんなことを当たり前と思っているタイプです。

こういうタイプの人にギフトをしたとしても、関係性によっては当たり前で終わってしまいます。

例えば自分が上司だとして、部下に対して、いつも頑張ってるしたまには飯でもおごるか、なんて思ってご馳走したとします。でもその部下は上司は部下をサポートして当たり前と思っていたとしたら、ご馳走しても、感謝もしないかもしれないし、表面上のありがとうだけかもしれません。

こういうタイプの人に贈り物をしたりサポートしても自分が削られていってしまうので余裕があるときだけに限定することをおすすめします。

1をー1にしちゃう人(とても余裕があれば・・・)

1-(-1)タイプこのタイプは本当に要注意です。ありがたいことに僕の周りではいないのですが実在するようです^^;

これは友人から聞いた話なのですが、以前みんなで誕生日プレゼントをある人に渡そうとしてワイワイと楽しんでいたそうです。そしていざ当日順番に渡そうということで、最初の一人が渡したときに、それは起きたのです。

なんと、受け取った人が舌打ちしたのです。そして「なんだ、○○産か」と言ったそうです。。

これ相当悲しい状態ですよね。。結局ほかのみんなもそれを聞いて、プレゼント渡すのをやめたそうです。

僕だったらしばらくギフトは辞めよう。て思うかも知れません。

それでも余裕があったら・・・

それでも余裕があったら1-0タイプ、1-(-1)タイプの人へもギフトを考えてもらえたら嬉しいなと思っています。そういう人たちもナニカ背景があってその考えや状態になっているだけだと思うのです。あるいは自分の行為がどれだけ相手を悲しませるか自覚がないのかもしれません。

だからこういう人たちへは

・その人の背景を知ろうとする

・舌打ちされると悲しい・・・と気持ちを伝える

ということがギフトになるかも知れません。

いずれにしてもどんなタイプの人も豊かな気持ちで暮らせる世界が広がると嬉しいなと思います。

自分はどのタイプでいることが多いのか?

相手をそうやってタイプに分けてギフトする相手を適切に選んでいくということも大切なのですがもう一つ大切なことが自分がどのタイプでいることが多いのか?ということです。

ちょっと感じてみてください。

1-1タイプや1-10タイプの人であることが多いならギフトの巡りがよくなっていく方向で間違いないですし、1-0タイプや1-(-1)タイプであることが多いならギフトが巡りにくい理由の一つかもしれません。

相手を選ばないもまたよき

ここまで読んでみて、選ぶなんてやだ!全員に優しくありたい!と感じた方はぜひそれはそれで続けてみてもらえたら嬉しいです。結局は人は自分が選びたい選択をしたらいいんだと思うしその先に僕とは別の発見があるかもしれないし、それがまた誰かへのギフトになっていくなと思うのです。


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