漆黒企業 新人いじめのルーティーン
≪前回≫
課長のいじめは水面下で行われた
結局、新規事業は私の吊し上げられようを見た営業は誰もやりたがらなく
私1人の事業となってしまったので自然消滅した
そして、私は既存であった職種に戻った
漆黒企業のやりかたは、求職者が求人広告サイトに応募すると、
各エリアの課長に応募者の情報が割り振られ、
そこで課長が誰にどの応募者を任せるかを決めて
応募者とのやりとりから企業の紹介を営業が行う
応募者を基準として考えるやり方をとっていた
なので、企業の新規営業で求人をたくさんとっても意味がない
課長から応募者が割り振られた人が自分のとった新規案件へ
案内してしまえば、その人の成績となってしまう
課長はそこを狙っていじめをしてきた
漆黒企業では大体1人あたり月に20件~25件の応募者が割り振られていて、絶賛いじめ中の私は
30件前後
課長自身は10~15件くらい
数字だけ見ると、全然いじめられてないじゃん?
と思うかもしれないが、ここがセコい
課長の10~15件は応募職種の経験と資格があり、年齢も若い人
他の人は20歳~60歳くらいで未経験もいれば資格もあり、経験者もいる
私の30件は60歳~70歳、未経験、資格もなし
と、そもそも雇用が難しいひとばかりの寄せ集め
ある時、突然、課の全員が部長に呼び出され
なんで、売上が上がらないんだと、吊し上げの会議が開かれた
その時に、部長が、同じエリアをやっている課長はこんなに成績がいいのにと言い始めた
そこで、他の人が、応募者の条件が悪い人が多いと言ったら、
「じゃぁ、課長が悪いっていうのか!」と怒られた
ここで確信した。課長が悪いなんて誰も言っておらず、
応募者の条件が悪い人が多いと言っただけで、
課長を庇うように私たちを怒ったので、
わかってんじゃん
と思った。
この頃の私は課長は結婚していたし、まさか部長と不倫なんてしているなんて思ってもいなかったので、なんて理不尽なハゲなんだろう...と思って居た