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バトルシーン無きバトルアニメ【散文現代詩】

夢がグリーンスムージーをゴクゴクと飲んでいます。都営大江戸線で移動しつつ。そのプロセスの途中で放課後化したのは、窓口であくせく働いていた芽キャベツでした。美味い、美味い。用務員さん、ごめんください。次鋒、夢、いきます!

コアラさんチームの副将は誰なのか。全く予想できませんでした。まさかのワオキツネザルです。ワオキツネザルのアシシゲ君です。よろしくお願い致します。ワオシゲ君は持ち前のガッツと【開示系】手法で奮闘しますが、勝利の女神はダルメシアンダルメシアンに微笑むことになります。ダルメシアンダルメシアンこと用務員さんは魔法瓶の中から万国旗を取り出して、誰も知らないシャンソンのような何かを歌唱します。【歌唱系】手法を駆使する、割とテクニカルなダルメシアンダルメシアンこと用務員さん。するとバトルフィールドの都営大江戸線は第八形態に変体します。私が申し上げるまでもないのですが、ご存じ、コンクリートパラダイスになりました。コンパラになってしまえばこっちのもんよ。それはコンパラの最期の言葉でした。ちなみに源流を辿るとユーフラテス川に逢着します。一方でチグリス川は旅の途中です。

パンを片手に闊歩する流線型は、はる曜日です。
春曜日に敵対するのはなま曜日ですが、実は生曜日は春曜日へ盛んに熱視線を送っているのです。たいていそういうものです。戦わない戦いが伏流しています。ゆれ曜日はというと、釣りに出掛けていました。用務員さんが大きな声で、おはようございます、と言うものですから、みんな驚いて、ホットドッグの中身を落下させる人が続出しました。

コアラさんチームの大将、パナマ運河は「散歩は最も建設的な消閑法である」と言い放ちました。それを巡って論戦が巻き起こります。意味がないことの否定としての兄。薄膜化した意味の多層化としての姉。バトルフィールドのムードは蒸散し、あらゆる方面に走り出します。それゆえ位置の【位置】は原則確定しません。それでいいのです。異化の放課後化はもうはじまっているのですから。

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