どうぶつランドわくわく【現代詩】
朝の時間は、ただそれだけでカルパッチョです。
何かから何かに対する交信も、何ものかによる何ものかへの紙飛行機も、保湿クリームを塗るヒメカンテンナマコの笑顔に酷似します/しません。次第に、気付かぬうちに、近づいてきて、ぷるっとします。プッチャーという何かのはじまりの音。落語家であるゴマダラカミキリは葉の上で独演会をはじめていて、それに聞き入るのは決まってカワウソでした。カワウソはイタチ科でもあり、謎めいていてカワイイため、プッチーです。アプッチー。
ファミリーコンピューターという世界の多層化装置は、多くの生きものの地下二階や地下三階を賑やかにし、漢字練習帳の消費量が加速するようなことも、あったのでした。プッチーという何かのきっかけの音。プッチーニが紡ぐ音。サルシッチャにはスナックパインを合わせてみたくなるようなことも、あるのでシッチャ麻婆茄子ななな茄子ッチャ。
チャンチャンス。カワウソの表情。
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