月光オルガン【散文現代詩】

意味スープを飲むと喉が渇く。それはツマグロヨコバイの本音でした。
病害虫とは、ある一方向からの独善的な純粋斥力であり、何がピータンなのか? あるいはなぜムラサキツユクサなのか? ということとの対置あるいは巻き込みを巡る無効記号です。この星の原生生物または原住生物は、クラゲの発するメレンゲ的な何かにくるまれながら暮らしています。

既に意味スープを飲まされているグループというのはあるようで、意味スープの刑に処せられている、と言っても過言ではありません。スープというのは、冷めることが、ありますが、まえふりももあげ跳び(縄跳びの種目)をしていれば(しなくとも)、保温されるというようなことも、あるようで、よかったです。

月光がゲル化→固体化して、オルガンになります。月光オルガンは、意味スープとは極性の異なる、トーテムポールの上から三番目の雰囲気を醸し、やがてミヤマクワガタの前進性とともにK点を超えます。よかったです。ムニエルを添えて。

一般的なオルガンはイの音、リの音とヤの音を出せません。ところが月光オルガンならその3音はおろか、矩形波音も発することができるのです。パレードは他者論の洪水によく似ています。パレードは月光オルガンの手のひらを出発し、ワオキツネザルの足跡を辿って、やがて、リズムマシン両生類ことカエルシンセサイザーの群生地を目指します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?