電気エクレア【散文現代詩】
エゾフクロウは、ただそれだけで位置エネルギーです。ここと、ここではないどこかへエネルギーを届けます。電気エクレアです。
エゾフクロウは、何も思っていないかもしれないし、崇高な何かを思っているのかもしれません。量子論を巡る群論か、群論の影から到来する量子論か。固定資産税についてはほとんど考えていません。
エゾモモンガは周囲への警戒を怠らずにトドマツの葉を器用に食べています。かわいいかわいいどうぶつかわいい。自ら脱かわいい構築をしています。先駆的にかわいいのでした。現象的にではなく、現象学的にでもなく、また、オットセイ的にでもなく、かわいい。そういうことが、ありえるなんて。
ツノゼミのカタチは常に既にかっこいいのです。特にアフリカの。ツノゼミは進化の真っ只中であり、火をかけ続けている鍋であり、まだ固まらないゲル状のマテリアルなのでした。パックンフラワーかもしれません。かわいいかわいいこんちゅかわいい。こんちゅ。
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