私たちのくらしを守るために失った命への責任
gibier skincareの代表のmakikoです。
野生動物のオイルを化粧品にするなんてかわいそう。
そんなお声をたまーにですが頂きます。
スーパーのお肉を買うことや、お魚を買うことには抵抗がなくても
野生動物を殺傷してそのオイルを集めて石鹸を作るとは何事や?!と。
馬油はまぁええけど。
それはいいんかい?!
じゃあ野菜は生きていると考えてはいないと言うことなのかな?と
考え始めるとキリがありません。
「有害獣とは」
日本で有害獣に指定される動物は、イノシシ、鹿、猿、鳥(孔雀)などです。
有害獣とは一般に、特定の地域や環境において生態系や農作物に害を及ぼす動物を指します。これらの動物は、その活動によって生態系のバランスが崩れたり、畑や森林を破壊したりすることがあります。
「ニッポンの現状」
有害獣に対する管理や対策は、一般に地域や国の
農林水産省、環境省、地方自治体の環境保護部門などが行っています。
これらの機関は、生態系や農業・林業に影響を及ぼす有害獣の管理や捕獲、農作物への被害対策などを担当しています。
有害獣による農作物被害は年間160億円にも及び、いまも増え続けています。
「私たちニッポン国民が向き合うべき問題」
猟師さんや林業に携わる人口が減り続け、動物の繁殖に歯止めがかからず
農作物被害の増加は、農業を廃業する人を増やし、いまや日本の食料自給率は37%と他の先進国と比べ、絶望的な低さとなっています。(図1)
食糧を輸入に頼り、為替によって価格が変動するのはそのためです。
有害獣による被害は農作物に限らず、国内の空港の多くは山間部にあることで、滑走路に野生動物が迷い込むこともあります。
「気づかぬうちに猟師さんに頼っているニッポン人」
空港で大事故を起こさないように、減り続ける猟師さん達がボランティアで
滑走路の周りに罠を仕掛け見回りをしたり、わたしたちが食べる野菜が育つ畑の見回りをしたりしています。
都会で快適に暮らす私たちは、この現実を知りません。
増えすぎてしまった野生動物は、私たちの安全を守るために処分されています。
私たちは頂いた命を生かす為に、彼ら野生動物が持つ特徴に着目し製品化することで、その利益の一部で、私たちの猟師さんの活動をサポートしていきたいと考えています。
私たちの暮らしは自然や動物と全て繋がっているのです。