【子供好きなイタリア人】

イタリア人は子供が本当に好きな人が多くて、小さい子供を見つけると野菜とか動物などの愛称で呼んでくる。

私の息子や娘が小さい頃は、

それはもう見かける度に寄って来て、

チポッラ（玉ねぎ）、パタティーノ（じゃがいも）、シンミエッタ（猿）、クッチョロ（子犬）、ジョイア（喜び）、テゾーロ（宝）、特に多かったのはアモーレ（愛）。

子供が泣けば初対面にもかかわらず、喜んであやしにくる人が多いように感じた。

私が子育てに疲れ切ってた時期があって、

その時に声をかけてくれた初対面のおばちゃんが言った言葉が感動的で、

『子育ては母親だけでするんじゃないのよ、子育ては皆でするの。』

自分の子はもちろん可愛いけど、

他人の子も同じくらい可愛いと愛してあげたいんだそう。

私が出会ったイタリア人は優しい人ばかりで、

本当に子育てに関しては支えられた思い出がたくさん。

イタリア人ってやたら自分に自信があったりする人はいるけど、

自己嫌悪や自分は必要ないとか思う人は私は今のところ会ったことない。

この、皆で子育てする考え方が、

自分は必要な存在だと自覚させてくれていて、

愛されてる実感を得ながら育った結果なのかなと私は思う。

『Ti voglio bene』は"愛してるよ"って意味で、いつどんな時もよく聞こえてくる言葉。

友達間、夫婦間、親子間、子供間、、、
どこでも愛してる♥って。

この愛情表現の豊かさは見習うところがあるなと日々思うよ!!