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【6月新刊発売!】光文社文芸編集部の新刊2作品をご紹介!

2024年6月は2冊の新刊を刊行しました!今回も超濃厚ですよ!!



①『バタン島漂流記』西條奈加

★あらすじ

荒れ狂う海と未知の島、そして異国の民。ため息すら、一瞬たりとも許されない――船大工を志すものの挫折し、水夫に鞍替えした和久郎は、屈託を抱えながらも廻船業に従事している。
ある航海の折、船が難破してしまう。船乗りたちは大海原の真っ只中に漂う他ない。生還は絶望的な状況。
だがそれは和久郎たちにとって、試練の始まりに過ぎなかった……。
史実に残る海難事故を元に、直木賞作家が圧倒的迫力で描く海洋歴史冒険小説。

☆担当編集の≪ココが推し!!≫

もし大洋のど真ん中に難破船でポツンと取り残されたとしたら…
360度見回す限りの水平線、陸地の影は微塵も見えず、食糧は徐々に減り、昨日と同じ今日がいつ果てるともなく続くばかり。考えただけで叫び出しそうです。でも、そんな極限状況に置かれた船乗りたちが本当にいたのです。 しかも江戸時代に。その信じられない史実を元にした長篇です。
直木賞作家・西條さんによる壮大な冒険譚と船乗りたちの人間ドラマ。遭難の果ての顛末は…ぜひ本書を読んで確かめてみてください!

担当編集Y.S

②『救世主』水生大海

★あらすじ

悪党が殺された。
疑われたのは、最も立場の弱い技能実習生だった。逃げる場所などあるはずがないのに、彼女は姿を消した。事件を追う女性刑事は、思いもかけない真相に辿り着く――
名古屋市栄の繁華街で男性の他殺体が発見される。被害者は縫製工場のひとり息子。素行が悪く逮捕歴もあり、あちこちから恨みを買っていたため容疑者も多い。捜査一課の暁は、被害者が以前、ベトナム人の技能実習生マイに強引に迫っていたことを知る。マイは数ヶ月前、「救世主」という謎の言葉を残し姿を消していた。その後の捜査でマイが隠していたとある秘密が判明。事件は意外な方向に転がり出す。
渾身の社会派ミステリ!

☆担当編集の≪ココが推し!!≫

主人公は、まだまだ男社会の警察組織の中で孤軍奮闘する、刑事の暁。名古屋の繁華街で起きた殺人事件は、被害者が半グレのようなワルだったこともあり、すぐ解決すると思われたが、ある証言をきっかけに思いもかけない方向に急展開。事件はまったく違う様相を見せ始めます。暁の精緻で地道な捜査が導き出した、驚きの真相とは? 読み終わった後、タイトルの意味が深く胸に刻まれるはず!

担当編集A.Y

【6月新刊発売中!】

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