岩手東京連続魔境

パナソニックスタジアム吹田

17時、ホームでのJ3、いわてグルージャ盛岡戦。観衆はジャスト700人とか。試合終了と同時に、遠くアウェーでFC東京とJ1がキックオフ。そりゃ、入るもんでも入らん。
持論として、高校生年代が終わると即プロ、という現在のままでは、育成強化を大学に丸投げする形にもなりかねないため、間にワンクッションは必要やと思う。年齢や契約など、模索は今後もするべきやけど、トップやユースとのスケジュール調整はなんとかして欲しいなぁ。ベンチすら埋められないし…。
GKは田尻健、4バックは奥田勇斗くん、松田陸、高橋直也くん、山口竜弥。右に白井陽斗、左にダビド・コンチャ、中央が芝本蓮と長尾優斗くん。ツートップは高木彰人と奥野耕平。サブは王新宇くん、西村翔くん、食野壮麿くん。

しいるしいられる

山口がプッシングでフリーキックを与えると、ニアをスピードボールで抜かれて先制される。ファーハイクロスを、より警戒したのかな。コンチャも不用意な取られ方が多く、左のサイドで後手を踏んだり、ミスが目立つ。
前半なかば、数少ない交代カードを切ってまで、山口から西村くん。
コンチャは、奥野と入れ替え中央へ。
ボールを持てば、技術を押し出しポゼッションするも、相手はハイラインの3バックで、しかも3トップにはプレスもさせる戦略。
苦戦する。
後半開始から、コンチャを右に出し、白井が中央。
早々にコンチャから、食野壮麿くんで枠を使い終わる。コンチャ、巧いのはもうわかったから、ファーストチョイスをアグレッシブにしてくれ。その割には足元で刈られたりもするし。コンチャ。
全体としては押していたけれど、またもセットプレー、フリーヘッドを許して2点差。オフェンスはしいることも出来る。でもディフェンスはしいられたことに対応しないといけない。空中戦に勝てとは言わないから、それでももっと競らないといけない。
最後は奥野が得たPKを、高木が決めて、1-2。
奥野も少しずつ、いいプレーが増えてきた。しっかりチームも個人も仕上げていこうぜ。悪くはない。自分たちのやり方をみがく時期。

泥仕合

意外と晴れ間のあった吹田から、調布へと目を移す。
「あれ?こっちがJ3会場やったっけ?」
雨の中、前日もヴェルディがJ2を闘った場で、水たまりもある。劣悪。敵味方がコケるコケる。
矢島がファーへロブを上げると、マーカーが滑り、小野瀬がフリーでゴール。トラップは見事やったけれど、普通ならゴールまで行かないシーンか。
よっちらよっちら、泥んこレスリングと放り込み。
今度は高尾瑠が滑り、ナ・サンホに突破を許すと、こぼれ球を永井謙佑。
よく見ると、東口順昭も一度滑って、オフサイドポジションにいた東慶悟と接触している。邪魔する意図はなさそうやけど、最近よく話題になる、オフサイド残りとプレー関与。ジャッジリプレイで取り上げてもらうか、別にいいか。
またサイドで、水含みから急停止したボール、サンホが上げ永井で逆転。キム・ヨングォンは予測が難しかったか…。前半よりは後半、雨も芝もマシにはなる。

ポスト遠藤を遠藤とともに

ハーフタイム明け、高江麗央から遠藤保仁。アンカーに入り、矢島慎也をインサイドハーフに。前節スタートから途中まで採用したシステム。
遠藤自身同様、90分維持は難しそうなやり方。どう組み入れていくかはまだ試行錯誤がいるか。今シーズンは、確実にまず残留争いから抜け出し、新しいスタイルの完成度を、ルヴァンカップと天皇杯で問う、そういう年かな。
小野瀬は負傷復帰直後でフルは難しい。攻撃のジョーカーとして食野亮太郎を、いつ、誰と代えるか。ただケガもしやすそうなピッチなので、どうする…、な思考がピークの60分、ディエゴ・オリベイラに決められる。
試合全体としてはイレギュラーすぎて、今後のアテにならないとは思うけれど、マイナスのクロスに誰もスペースケア出来ていなかったことは問題。三浦弦太なのか、高尾が行くのか、ここは振り返りと共有がいる。3バックにする利点のひとつのはずなのに、一人はマークかシュートブロックに行かないといけない、ここは素直に反省。
小野瀬を福田湧矢、田中達也の不在には、宮本恒靖が意味深コメント。
矢島を食野、アデミウソンをインサイドハーフに。オプションとしてはおもしろいけれど、この試合もフィニッシュまでは1流、でもフィニッシュは…、の連続。胸トラップのシーンは、胸が利き足ちゃうんかい!とツッコミたくなってしまった。
終盤はかなり攻め込むも、そのまま試合終了。魔境、調布味の素は魔境のまま。年に一回しかしない場所。
4点中、オリベイラのゴール以外は明確にグラウンドに理由があるため、先に述べた反省点以外は、この試合を無視してブラッシュアップしよう。切り替えよう。ひさびさに1週間開くし、風邪だけは引かないようにしよう。

#ガンバ大阪 #GAMABAOSAKA #J1 #J3

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