合百師

FX,CFDトレーダー。仏教徒。思考整理のための記録。

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最近の記事

負けたら坐れ

今週のトレード結果はプラマイゼロだった。週末までにコツコツ積み上げた利益を金曜日のヘマで全部溶かした。 久々に気が滅入って、真夜中にプチ鬱状態になった。 そして坐禅をした。 鬱が治り、気が晴れた。 先月にマーケットの魔術師〜大損失編〜をaudibleで聴いたんだけど、偉業を成し遂げたトレーダーのうち数人は、精神を安定させるために宗教的な瞑想を日常的に行っていたようだ。 それも、最初から瞑想をしていたわけではなくて、大損失を経験し、精神の危機を経験した後で瞑想に行き着

    • 長期足は方向性を読むための道具

      長期足は方向性を判断するためのツールであって目的ではない。 目的は長期足より短期足の値動きを取ることだ。長期足の値動きを取ることは目的ではない。 例えば、長期足の方向は下方向だから『今日は下を攻めていけるな』といったように、あくまで今日値動きを取るための補助ツールなんです。 手段と目的を履き違えると即死します。

      • 長期足の短期を狙うな

        人生は有限であり、時間的な制約がある。よって、効率の悪いトレードをすることは人生の無駄である。 時間の無駄である。 効率という観点から見れば、上位足の変動幅を狙うよりも、下位足の上下動を小刻みに狙う方がはるかに大きな値幅を稼ぐことができるので効率が良い。 スイングトレードは、どうしても一撃のインパクトがデカいので依存しやすい。 でも、ちょっと考えると何週間も玉を握りしめている間に、下位足は上下動を繰り返しているのでソッチを狙ったほうが稼げるよね。 また、上位足の短期

        • 助走が見えれば損切りが避けられる

          熟練したトレーダーでも損をしやすい相場がある。 それは、マクロでの方向性は見切れているんだけど、下位足で思いの外押し戻りが深く出る相場。 『FXはマーチンゲール的な立ち回りを極めた人が最強』みたいな記事を書こうとしたことがある。 要は、マクロの方向性って意外とわかりやすいけど、下位足の押し戻りに焼かれることってめっちゃあるあるだよね〜ということ。だから、押し戻りをガンシカしながら戦うことのできるマーチンゲール的な立ち回りは強い。 だからといって、その深い押し戻りによる

          最適なポジションサイズは、独立思考を妨げないくらいのサイズ

          反発狙いの逆張り以外、例えばトレンド転換狙いや順張りをする際は『試し打ち』くらいの感覚でポジションを持つのが良いと思う。 MTF分析の独立思考で確定させたそれぞれの時間軸の方向性(↑、→、↓)は、ポジションを持ったあとに方向性が変化しないか常に監視し続ける必要がある。 ポジションを持った後の監視を妨げるのはバイアスである。 ポジションを持って時間が経過した後に、エントリー当初の方向性が変化した場合は、潔くポジションを手仕舞わなければならない。 簡単に言うと、エントリー

          最適なポジションサイズは、独立思考を妨げないくらいのサイズ

          予想と違う値動きをしたら即損切りをする習慣をつけよう

          まず、MTF分析の独立思考についてお話する。 前回の記事で、『MTF分析をするときはパズルのピースを揃えてからそれを組み立てる』といったようなことを言った。 パズルのピースを揃えるというのは、それぞれの時間軸を独立したものとして扱い、↑なのか→なのか↓なのかの判定をするということ。 それを総合的に判断して、今現在どういう戦略でトレードしていくかを判断していくわけだ。 パズルのピースを揃える段階でする思考が独立思考。ピースを組み立てる段階でする思考が従属思考。 独立思考

          予想と違う値動きをしたら即損切りをする習慣をつけよう

          MTF分析 従属と独立 ~視点を広げろ~

          MTF分析さえ極めれば、一流のトレーダーになれると俺は考えている。 それだけ難しい。やることは簡単なんだけど、自分自身の認識の罠を攻略することが難しい。 まずは簡単なところから。 MTF分析とは、異なる時間軸を並べて分析する手法。 前提として、異なる時間軸同士はすべて繋がり合っていてお互いが従属関係にある。独立関係ではない。 しかし、お互いが従属関係にあるからとはいえ、それを分析するときは異なる時間軸同士を比較検討する必要がある。 比較というのは、そもそも違う種類

          MTF分析 従属と独立 ~視点を広げろ~

          『可能性』はトレード根拠にはならない

          直近の過去検証でのトレードミスを記録しようと思う。 ミスまでの相場の流れを簡単に説明する。 ・週足と日足ベースでの短期下落トレンドが転換し、上昇の流れになっていた。 ・この上昇の流れが行き過ぎたところの逆張りショートを狙っていた。 ・週足で1本前の大陰線を次の足で包み込むような大陽線が出た(前回の大陰線を若干高値更新して引けた)。 ・ここで、上昇の流れが行き過ぎであると判断し、ショート玉を売り上がりで2つ仕込んだ。 ・ショート玉を2つ仕込んだものの、逆行して上がり

          『可能性』はトレード根拠にはならない

          上位足の長期予測と驕り

          FXの攻略法は短期予測の繰り返しに尽きる。 上位足は基本的に短期しかわからないと思ったほうが良い。 そもそも個人によって上位足がどの時間軸のことをいうのかは異なる。また、MTF分析をせずに1枚の時間軸しか見なければ、月足を見てようが1分足を見てようがそれは『上位足』なのだ。 つまり、個人がMTF分析をし、どの時間軸を表示するかによって『上位足』は異なる。 日足、1時間足、5分足の3つを見ていれば、日足が『上位足』なのだ。 では、なぜ上位足は短期の予測しかできないのか

          上位足の長期予測と驕り

          トレードに割く時間の量でトレードスタイルが変わる

          トレードに割く時間が少なければ少ないほどスイングトレード寄りになる。 トレードに割く時間が多ければ多いほどスキャルピング寄りのトレードになる。 トレーダーの目的は金を稼ぐことなので、金を効率的に稼ぐことを考えたらトレードに割ける時間が少ない人はトレード以外の時間を有効に活用する他ない。 トレード以外の時間を有効活用するにはスイングトレードをするしかない。スイングはスキャに比べて回転数が下がる分、取れる値幅は少ないが時間を有効に使うことができる。 一方、時間がある人はス

          トレードに割く時間の量でトレードスタイルが変わる

          絶望と希望 アプローチの方向は無限大

          トレーダーは常に絶望を経験し続ける。 最初の大きな絶望は、聖杯がないことを悟った時だ。 聖杯がないことを悟っても、『何かがある』ことを否定できない。 その『何か』があるから、チャートの意志を読める時がある。 大きな絶望を経験し、聖杯探しを辞めたとしても、その『何か』を探さないわけにはいけない。 だから、トレーダーの絶望はどこまでも続く。 聖杯がないのに『何か』があるから。 これは大きな矛盾である。 その『何か』っていうのは、限りなく完璧に近い意志であり限りなく聖杯に

          絶望と希望 アプローチの方向は無限大

          MTF分析 全体思考と部分思考

          マルチタイムフレーム分析とは、同じ銘柄の時間軸の異なるチャート2枚以上を比較して分析を行う手法である。   わかりやすいように今回は日足と1時間足と5分足を表示した場合のMTF分析における全体思考と部分思考の概念について説明し、そのメリットデメリットを考察していく。 MTF分析の優位性そもそもMTF分析をするのは異なる時間軸のチャートが独立した関係性ではなく従属した関係性であるという前提があるからである。 つまり、日足も1時間足も5分足も相互に影響を与えあっていて、それぞ

          MTF分析 全体思考と部分思考

          死にたくなるまで検証しろ

          FXは難しい。 しかし、FXが簡単に思えるような時期ってのも来る。 爆発的な利益を上げた時、勝ち続けている時なんかは思い上がらないほうが難しい。 俺はだからこそ、検証が大事だと思っている。 リアル相場だけでは、この周期が遅すぎる。検証ソフトで相場をすばやく回せば、必ず思い通りにいかない相場を早い周期で経験できる。 謙虚にトレードするために、検証ソフトで定期的に負けまくり、死にたくなれ。

          死にたくなるまで検証しろ

          FXは良い地合いに魂を売れるかがすべて

          FXに聖杯はない。故に、どんな地合いでも儲け続けられるような完璧な手法を想起するのは現実的でないし、お花畑な考えだ。 聖杯はないとはいえ、周期的に上位足ベースで強いトレンドが発生する。 一般的なトレーダーの成績は、このトレンドに魂のすべてを捧げて資産を投下できるかにかかっている。

          FXは良い地合いに魂を売れるかがすべて

          クリティカルヒットは忍耐から生まれる

          良いトレードは『ヒットを捨て続けた後に起こる』。 多くの人がいう『トレードは期待値だ』という文句がある。たしかにその通りだが、その言葉を軽く鵜呑みにすると計り知れない損失を経験することになる。 なぜならば、トレーダーはヒットを狙うようになるからだ。負けることが前提であるトレードに良いトレードはないと俺は思う。 ヒットを打ちたい気持ちをとことんこらえてこらえて捨てて捨てて、わずかに一瞬だけ垣間見える少しの値幅を切り抜いて取る。 そういうトレードの積み重ねができるようにな

          クリティカルヒットは忍耐から生まれる

          値が進めばヒントがちらちら現れる

          基本的に相場はわからない。 パッとチャートを見て、上か下かどちらに値が動くのかはハーフ・アンド・ハーフなのでわからない。 パッと見ではわからないが、値の流れを観察していくと相場のバグみたいなものが浮き上がって見えてくる。 例えば、割と強い抵抗帯があるのにもかかわらず、それをなんの反応も示さずに突き破り続けるとかめっちゃ弱い抵抗帯なのにあり得ないくらい反応を示すとか。 そういうバグみたいなものがヒントで、そういうヒントを摘み取っていく。 ヒントがたくさん集まってくると、

          値が進めばヒントがちらちら現れる