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JALの取材と利休鼠

JALの機内誌「SKYWARD」7月号にて、ghoeの藍染革について取り上げていただいた。

二日間の取材。エディター、ライター、カメラマンの三名でお越しになった。ご挨拶してすぐに皆さんその道のプロであることは伝わったが、全体に肩の力の抜けた良いムードで取材は進んだ。手練れなのに気楽な雰囲気って凄いことで、ぼくも見習いたいと思った。

二日目は染師の古庄さんの作業場へ伺った。
藍染革は、染めていただいた革を古庄さんから引き取って、ghoeで後処理を施す。pHを中和して油分を加え、揉み込む。
後処理で色味がかなり変わる。最近は色の変化を多少コントロールできるようになり、理想の色にある程度近付けられるようになってきた。

今回の取材を通じて、古庄さんが長年出したかった色のひとつを革で表現できていたと知った。
江戸時代に流行した「利休鼠」という灰色がかった緑色。共通の知り合いの方につくらせていただいた鞄をご覧になって、その鞄が「利休鼠」だったそうだ。
藍染の第一人者で探究者でもある古庄さんからのこのお話はとても嬉しい。藍染革の可能性を強く感じた。
という訳で来月JALに乗る方はぜひご覧くださいませ。国内線/国際線どちらにも置いているそうです。

追記
バックナンバーとして公開されております。こちらからご覧ください。
http://www.jal-inflightmagazine.jp/?backno=Jul2021

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