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ごはんとアパート
2021年11月7日 16:08
こちらのエッセイの続きをかきます。木曜日。平日の美術館は日曜日に比べて随分ひっそりとしている。それもまた良い。展示室に入った時、監視員の方を除いて友人とわたししかその場にはおらず、「貸し切りだね」とひそひそ話をした。その空間にはわたしたちの足音だけが響く。と思えば、どこかからにぎやかな話し声が聞こえてきて、それは校外学習でやってきた小学生たちだった。低学年らしき少年と少女たちが、ぞろぞろぞ