見出し画像

ヨロン旅

数年前、ゆったりと時間の流れる映画にはまっていたある春の日、「めがね」を観た私は、行くしかない!と思った。
友人に提案すると、快諾してくれトントンと計画が進んだ。

それでは、自然の中で思い切り遊んだ2泊3日を振り返ってみよう。

1日目
 与論島へ行くには、那覇空港を経由する必要がある。
お昼は、那覇空港で初沖縄そばを食べた。

紅生姜が合う!


腹ごしらえをして与論島へ飛ぶ時が来た。

小型の飛行機。揺れが強い!
浮いて行く〜、の感覚がそのまま体に伝わってくる。離着陸の衝撃はアトラクションみたいで楽しかった。

与論空港へ到着すると、ホテルの送迎バスが待ってくれていた。
ホテルは「プリシアリゾートヨロン」
道中、見渡すかぎりの草原に感動。

ホテルに到着!

スタッフはみんなアロハシャツ。リラックスした雰囲気が際立つ。
ホテル内は、プール・テニスコート・売店・レストランもあり、直接、海にも降りられた!

私たちはさっそく、売店で発見したアイスを食べることにした。
初BLUE SEALは、きび砂糖味をチョイス。

ブレブレのフィルム写真(笑)

アイスをほおばりながら、まず向かったのは与論町役場。
目的は「パナウル王国パスポート」
パナウル王国=与論島
パナ=花 ウル=珊瑚 
の意味らしい。素敵だ。

何でも、このパスポートがあれば、与論島内のお店や施設で割引を受けられると聞き、真っ先に貰いに行ったのだ。

道中、海に道草しながら、島の空気で体を満たした。

そしてビックリしたのが、ヤギとワンコ!
こんな道端にヤギが、、ワンコが、、、!
さわがしい私たちに何の反応も見せず、堂々と用を足していた。

ワンコの名前は茶スケ(日記にそう記してあったが、自分たちで勝手に命名したのか、どこかに書いてあったかは思い出せない)
穏やかな表情の看板犬。

ホテルに戻ると、ちょうど夕日が!きれいすぎる。。。
いま写真を見返しても、こんなにきれいな夕日は見た事が無い。
最高だった。 


目で感動した後は、口で感動。
バーベキューの海鮮・肉は別格!!
うますぎるー!
写真が無いのが残念。きっとあまりに美味しすぎたんだろう。

うますぎたー!夜ご飯の後は、空港近くで見かけたスーパーへ歩いて行ってみることに。
外に出ると、星空が!!
すげーー!!叫ぶさけぶ。
それもそのはずホテル周辺は街灯0。
真っ暗の夜道、みんなしばらく宙を見上げたまま歩いた。
夜風も気持ち良くて最高だった。

スーパーには、食料はもちろん日用品や衣類、百均も入っていた。
何でも揃うといった感じ。

夜さんぽから帰った後はお風呂に入った。
そしてお風呂の後、また夜空を見に外へ出た。
確かこの辺りから、スーパーなどで聞いた島の方便で話していた。

2日目
 朝、物凄い雨風の音で目が覚めた。
台風かと思うの程の土砂降りと暴風のなか、レストランまで全力疾走!
ずぶ濡れの私たちにスタッフの方がタオルをくれた。

バイキング形式の朝食はどれも美味しかった。
中でも記憶に残っているのはコーヒー。
きびザラと鹿児島産の牛乳を入れて飲んだ、あれはあの時あの場所でしか味わえないコーヒーだった。

レストランから出ると雨はもう止んでいた。

充実した朝食の後は、「コロレンタカー」でレンタルした車で出発!


まず向かったのは
赤崎鍾乳洞(パナウル王国パスポートで50円引き)
 階段が地下に伸びていて、その先に洞窟があった。
初めての鍾乳洞は冒険感がたまらなかった。
この時の動画を見返すと、みんなのワイワイ声が鍾乳洞内に響き渡っていた。

お次は
与論民俗村
(パナウル王国パスポートで50円引き)

猿がぶら下がってるみたいな木

 
 家族でされている、資料館。
民家や民具そのものを見たり触ったりでき、与論島の昔の暮らしを知ることができる。
見て回っている最中、時々聞こえて来る牛の鳴き声が趣を増させた。
(近くに牛舎がある)

顔を覗かせる牛さん達


お土産屋さんにもなっていて、一通り回り終わった私たちが見ていると、お味噌やかりんとうの試食をたくさんとお茶を出してくれ、机と椅子のある庭で頂いた。

気さくな方達でしばらく、一緒にお話しながらおやつをつまむという近所の家に遊びに来た、的なひと時になっていた。

机には、長い間続いている、お客さん日記のノートがあり、私たちも書かせてもらった。
なんて書いたのか覚えていないが、ヨロン最高ー!とか書いたに違いない。次に行った際は探したいと思う。

お味噌とかりんとうを買った。
トートゥガナシー!(与論語ありがとう)
覚えたばかりの与論語で挨拶し、次に向かったのは


百合ヶ浜
 民俗村のお母さんが教えてくれた海岸に行ってみると、船とおじちゃんが見えた。
目的を定めた私たちは全力疾走。
船に乗ってGO!
とにかく海がきれいすぎて気持ちよくて
船を走らせてもらっている間、ずっとウォーとかフォーとか叫んでいた。

ヨロンブルーの海


あっという間に海のど真ん中の浜に到着
出現する時期やタイミングは限られているみたいだが、この時はちょうど到着と同時くらいに出現開始。ラッキー!

この時は曇っていたけど晴れていたらもっと綺麗だろうな〜


おじちゃんが、終わるくらいに戻ってくるよ~と言ってくれた。

見渡す限り海、その真ん中の砂浜に立っていることに感動。
斜め45°が出来るくらいの強風だったが、写真をバシャバシャ撮った。


与論島に来たからには絶対に見たかった百合ヶ浜に降りられて、もう満足だった。
そしてちょうど浜が無くなり出した時、おじちゃんが迎えに来てくれた。
島の人ってすごいなあ、分かるものなのか~と今思えばの感心。
あの時は興奮で気にも留めていなかった。

満足感に浸っていたら、カメも見せたげるよ~とおじちゃん。
もちろん、見る―!と即答。
少し船を走らせると、すぐに発見!

小柄なカメでかわいかった~!この時見たのは赤ガメという種類らいし。
他にも、与論島には2種類のカメがいるそう。


お腹が空いたのでランチに
「Cafe.coco」

外観も中もとてもおしゃれで
ランチプレート美味しかった~!


お腹を満たした後は
ヨロン駅
(本当の駅では無い)

ここが、物凄かった。
何がって、色が!鮮やかすぎる緑と青。
海に切り立った断崖(道が整備されている)を歩いて絶景を拝んだ。 


そして島一周ドライブ海岸巡りで、与論島を満喫しきった


夜ご飯は
「海岸通り」
ピザとケーキを食べた。
店内に飾られている雑貨が全部可愛いくて温かみのある店だった。



3日目
 朝はやっぱり暴風。
雨は降っていなくて安心。
朝ごはんは鶏飯を食べた。鹿児島県奄美群の郷土料理らしい。
ご飯に鶏や干しシイタケ、玉子などを乗せて出汁をかけて頂く。
朝ごはんにピッタリなやさしいお味。

そして、行ってみたかったCafeに!
「くじらCafe」
 海が見える&降りられる
外にはハンモックもあった。注文を待っている間、貝殻を集めたりできる。

マグカップや器は与論島の赤土で作られた「あーどぅる焼き」が使われていて、これがまた可愛い!!


カフェの後はお土産屋さんに寄りつつホテルへ。
出発までもう少し時間があったので、歩いて
「コーラルウェイ」

道中、絵になる〜、なスポット

白い道の正体は、なんと未舗装の珊瑚道らしい。
長く続く白い道と、見渡す限りの緑、青空。
きれいだった、、。

このヨロン旅で、一生分の青と緑を目に焼き付けた気がする。


必ずまた来ると誓い、あのアトラクションのような小型の飛行機で、帰路についた。

家に帰ってからも、ずっと話していた島の方便が中々とれず家族に嫌がれたのも思い出した。
また行っても、まんまとヨロン色に染まってしまうんだろうな。
必ずまた行こう。

次はもう少しゆーくり滞在して、「めがね」みたいに、何もしない時間を過ごしたいな。







この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?