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架空都市-1 夜島(よるしま)県について①
皆さんこんにちは。
ゲンキと申します。
本記事では、僕が以前から制作している架空の都市「夜島県(よるしまけん)」および架空の学校「硯名高校(すずりなこうこう)」について解説したいと思います。今回はこれらを作り始めた経緯についてメインで書くので、「夜島県」「硯名高校」の設定については続編をご覧ください。
1.硯名高校
僕は小さい頃から絵を描いていて、絵本やアニメをまねて想像の風景や街をいろいろ作っていました。電車も好きなので、架空の鉄道路線や車両を作ってはそれを紙の上で走らせたりもしてました。その世界をカエル(ツイッターのアイコンのやつ)が旅するという感じの漫画をひたすら描いていました。
中学生になると、世界づくりは衰えるどころかむしろパワーアップしました。そのきっかけの一つが「高校受験」です。
進路選択ってまあまあ大変なもので、大量の選択肢から自分に合った学校を見つけるのは至難の業です。僕もいろいろな高校を調べたり見学に行ったりしました。そうするといろんな学校があるわけです。校舎がキレイ、屋上に天文台、珍しい部活がある、制服がおしゃれ、カリキュラムが特殊、授業開始時間が遅め、付属大学の設備を使える、などなど…
自分が思っていた以上に面白い学校がたくさんあって、たくさんの刺激が想像を掻き立てました。
そんな中でこんなことを考えます。
「自分の理想の高校作ってみてえな…」
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いきなりぶっ飛んでますが、当時学園モノのマンガやアニメにハマっていたゲンキ少年は「絶対これ面白いわ」とワクワクしながら日々想像を膨らませていました。そうして始まったのが現在も制作中の架空の学校「硯名高校(すずりなこうこう)」の原型です。これがのちのち「夜島県」に繋がっていきます。
※(さらに別作品への分岐)
高校を調べていく中で制服に興味を持ち、うちの中学から志望者の多い高校の制服を絵にしてまとめたものを文化祭に展示しました。現在制作中の「KYOTO高校制服イラストレーション」シリーズは、実はそれのリメイク版だったりします。
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現在「KYOTO 高校制服イラストレーション」としてリメイク中。
2.夜島県
なんだかんだあって高校に無事入学した僕は相変わらず楽しく絵を描いていましたが、高1の冬からスーパー大スランプに陥ります。その影響で硯名高校の制作はしばらく停滞気味でした。
それでも少しずつ、
・校舎の配置
・学科やカリキュラム
・沿革
・部活
・制服
・学校行事
などの設定をゆ〜〜〜〜〜っくりと作り込んで行きました。
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そうしてリアリティを追求していく中で、僕はあることに気付きます。
「リアルな学校を作るには舞台になる街が要るよな…」
「その街を作るにはもっとデカい街が要るよな…」
「もっとデカい街を作るには県が要るよな…」
「その県を作るには土地が要るよな…」
「その土地を作るにはまず地方が……!!」
…こうして、硯名高校がクソデカスケールになって「夜島県」の構想が生まれました。
というのが経緯①です。
実は経緯がもう一つあります。
序盤で「架空の鉄道を作っている」と言いましたが、これは高校でも継続していました。それが「夜島都市鉄道」です。中心都市「夜島」から東西南北に4つの路線が伸びていく私鉄、という設定です。さらにその周囲の地域性にまで構想が及んでいました。
路線図を作る上で当然たくさんの駅名を考えるのですが、その地名には新しく作ったものだけでなく過去に考えたものも含まれていました。「硯名高校」の構想はこの時既に存在しており、そこから名前だけ引っ張ってきて「硯名」という駅名が誕生します。同じ地名を使った以上、いつの間にか硯名高校は夜島都市鉄道の沿線に立地することになりました。
ちょっとゴチャゴチャしてきたので一回まとめましょう。
・経緯①硯名高校サイド
「学校を作る!!」
↓
設定をリアルにしたい
↓
学校がある街、さらに大きな「県」が必要
↓
「夜島県」を作るぞ!!
・経緯②架空鉄道サイド
「架空の鉄道を作る!!」
↓
ちょうど良い感じの地名「夜島」と「硯名」を路線図に採用 (既に「硯名高校」の構想は存在していたので、そこから名前だけ持ってきた)。
↓
その地名を使って街や風景をイメージ
↓
「硯名高校」と世界観や設定が混ざりだす
↓
「じゃあもう一緒にしてまえばええやん!!」
↓
「夜島県」を作るぞ!!
…とまあ少し複雑ですが、
同じ「想像の世界を作る」ところから別れていった2つの構想が再び合流した結果が「夜島県」なのです。
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架空の都市を作る人はけっこういますが、「鉄道」はまだしも「学校」から攻める人は相当珍しいんじゃないかと思います。
大方こんな感じの経緯によって硯名高校は「夜島県立硯名高等学校」となり、最寄駅は「夜島都市鉄道」の駅になり、それらを抱える大きな街の姿として「夜島県」を作ることになったのです。
3.夜島県・硯名高校でやりたいこと
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夜島県と硯名高校は一言でいうと「設定」です。「設定」はあらゆる物語の地盤として作品全体を支えるものであり、「設定」に説得力があればあるほど物語のリアリティが増します。例えば映画「君の名は。」においてヒロイン三葉が暮らす「糸守町」は湖も含めてほとんど架空のものですが、観ている間はそんなこと気にならないどころか観終わったあとに「あの町に行ってみたい!」と思ってしまうほどの存在感です。
こういった作品への憧れも、夜島県・硯名高校を作ることの原動力になっています。夜島県の最終目標は、「え!?これ架空の街なの!!??」と驚かれるほど現実にありそうな世界を作り上げることです。
今のところ夜島県と硯名高校は特定の物語に付随しておらず、設定だけが独立して存在している状態です。そして細かい部分の設定がまだまだ詰められていないため、今後もしばらくは基本設定を作り込んでいこうと考えています。
・今後の展望
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まずは夜島県の「風景」を描いていきます。
架空の世界を作る人は山ほどいますが、それを設定とともに絵として表現する人はかなり少数派です。なぜならそもそも絵を描くことが難しいからです。
でも幸い僕は絵が描けるので、「架空の街×風景」を夜島県の一つの売りにしたいと思います。
そして、そこで暮らす「人々の生活」も描く予定です。僕は一応風景も人間も描けるので、どっちもやっていきたいと思います。最終的にはマンガとかも描いてみたいです。
あと硯名高校については「学校案内パンフレット」を作ることが目標です。学校説明会でもらうアレです。いわば学校版の「設定資料集」であり、掲載されている写真をイラストにすれば「画集」にもなります。架空の高校を作り上げ、そのパンフレットまで作ってしまえば、とんでもなく現実味のあるものになりそうでワクワクしています。
3.さいごに
それでは今回はここらへんで終わりにします。「夜島県」解説の次回は、夜島県の位置や地形、文化などについて現状の設定を紹介したいと思います。「硯名高校」も場所、校風、特色などの基本設定から解説していきます。夜島県はまだまだ制作中なので、少しずつでき次第更新していく予定です。またツイッターでは他にもいろいろ絵を描いたりしてるので良かったら見ていってください。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。