内側広筋・外側広筋(斜頭)への筋膜調整
痛みと筋膜のジーハンズ KAZU(@kazu1010120)です。
今回は膝痛の問題となる事が多い2つの筋群への筋膜調整を紹介します!!
臨床上、スポーツ障害で紹介される膝前部痛(anterior knee pain)や変形性膝関節症の初期グレードで「しゃがみ込みが痛くなってきた」などの症状には特に有効だと感じています。もちろん実際には足部、股関節もあわせて筋膜調整を行いますがこの2つのポイントでも変化が出ることが多いです。
すぐに実践できるように実際の筋膜調整の動画も載せてますので是非チェックしてみてください!!
この記事は
・臨床上よく膝痛の方を担当される方
・膝周囲筋のエクササイズの効率を上げたい方
・筋膜調整を学び始めた方
へおすすめです。
内側広筋と外側広筋
上記2つの筋の筋バランスについては数多くの紹介されています。
外側広筋は過緊張により膝蓋骨を外上方へ牽引する。
内側広筋の斜走線維は膝蓋腱内側まで存在し膝蓋骨の下内方を抑えている。
両者が協調的に働き膝蓋骨の安定性を確保している。
また外側広筋は大腿四頭筋のなかでも最も体積の大きな筋でありスポーツによる過負荷や誤った運動パターンにより過緊張になっている場合が多い。
先行研究では外側広筋の過活動状態では内側広筋や、直筋の筋活動が低下することも紹介されている。
そのため一般的に
といったアプローチとなると思います。
ここで外側広筋の説明を追加します。
外側広筋には斜頭線維という部位があります。
この部位は外側筋間中隔や腸脛靭帯より起始するとされており
単に👇
こういったストレッチでは伸びないとされています。
そのため直接的な介入が必要です。
ここで筋膜調整👇
直接狙っている筋は大腿二頭筋短頭ですがここは腸脛靭帯後方、外側大腿筋間中隔を含みそこから起始する外側広筋斜頭線維への筋膜調整も含むと考えています。
✔調整後は膝蓋骨の内側への移動量で変化が見られます。
そしてもう一つが
内側広筋👇
✔以前にも紹介しましたが、セッティングなどで収縮練習する前にこの部位を筋膜調整することで収縮が入りやすくなることが多いです。
終わりに
先述しましたが初期の変形性膝関節症の症状では多くがこの部位の高密度化が認められると感じています。
是非チェックしてみてください!!
その他股関節、足部の調整ポイントは後日書いていきます!!
ジーハンズKAZUでした。
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