見出し画像

次行こう、次。

期待していなかったが悲しいことがあった。詳細は伏せるがとある試験に落っこちたのだ。完全なる実力不足だ。力量がなかった。いや寧ろ落ちてよかったまである。

否、全くの嘘である。ここまで自覚しておいて、私は今かなり落ち込んでいる。
私は浪人を経験し、バイトも落ち、その他諸々ポコポコ何かしらに落ちている。世の中にはもっと落ちている人は居るだろう。私もそこまでではないと思う。
一方で受かっている経験もそこそこしているおかげが、「落ちる」という経験に全くなれない。心臓がバクバクしてどうしようもなく無気力になる。
だが、幸か不幸かこれまで落ちたものには大体原因があると自分で分かるのだ。浪人は私が勉強を全くしなかったから。バイトは相手の求める力をもっていなかったから。今回はまだ実力が伴わなかったから。時期尚早で、付け焼き刃で望んだ。それで落ちたのだ。あたり前田のクラッカー過ぎる。クラッカー食べたい。
しかし、これで終わるつもりは一切ないのだ。というか、私は何事も初回は上手くいかないのだ。一発で成功した経験はほぼない。こういうビギナーズラックは恐らく、ライブやイベントの当選や席運、なにより異様に人に恵まれてるというところで帳消しになっているのだろう。だから、自分のことに関してはじこじこ目標に近付いていかないといけない。私の欠点で、最大の取り柄でもある。
とりあえず試験会場の雰囲気は掴めた。これは大きい。そして相応の準備をしなければいけないことを痛感した。
なので次はちゃんと準備をして臨もう。更に今回の試験で私はやはり試験問題に関する内容が大好きだとわかった。落ちてしまったが、その問題がとても面白かったのだ。またやりたい。そのせいから猛者ばかりのいたあの空間で誰よりも明るくつやつやしていた自覚がある。試験を受けてそう思ったのは初めてかもしれない。

だから、次もやってやろうと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?