体調不良と映画。
体がギシギシ軋んで、頭が痛い。ぼんやりする。
体調不良のお手本のような症状だ。
熱もそこそこある。食欲はないと思っていたが、しっかり食べれるのであるらしい。ただ、たくさん動きたくないのでもうご飯はいいかなという感じだ。
昨日から異様に寒いなと思っていたがこんなにしんどくなるとは予想だにしなかった。
ちなみに私の師も療養中なのて、現在ダブル体調不良である。 こんな所まで師弟しなくていいと思う。
私に関しては将来に関わるかなり大切な用事が迫っておるというのに。師にも少しだけ協力して貰わねばならぬのに。えらいこっちゃである。
夏に某流行病に感染したのに次はなんだ。私が何をしたというんだ。笑うしかない。むしろ笑ってくれ。
しかし、しんどいものはしんどい。体調的に無理がきく前に動かないとまずい。そう考えて早退した。
ポカリを買って帰って、風呂に入った。布団に寝転んだ。空はまだ青い。
日中は基本的に窓の少ない建物内にいて、帰りは既に真っ暗なので、久しぶりに晴れた青空を見た気がする。
だが、体調のいい時に見たかった。
体調を崩した時に見る青空は、世間に置いていかれた気分になるのだ。周りはこの時も働いたり勉強したりしているのに、私は停滞していると実感してしまう。
そんな時は寝て、映画か動画を流し見するに限る。寝ると流し見は基本セットだ。
起きたら何かが流れていて、何となく映像を眺めてまた寝る。そうして停滞感をやり過ごす。テレビがなかった時代だったなら、こんなに体調不良と付き合ってられなかっただろう。ビバ現代。
映画の内容はほぼ入ってこない。なので見たことの無い作品は見ないようにしている。
風邪やインフルエンザの時に見る夢のような映画や作品(パプリカとかチャーリーとチョコレート工場とかボーはおそれているとか)なるものをたまに耳にする。
そういうものをあえて見るのも憧れがあるが、私にとってそうした作品たちはシチュエーションと相まって興奮材料になりかねないので見ないようにしている。
チャーリーとチョコレート工場に関してはチョコレートを買いに出かけてしまいそうだ。ウォンカチョコレート復活しないだろうか。
なので、今回見たパルプ・フィクションは悪手だった。ハンバーガーとパンケーキが食べた過ぎる。だがチョコレートと比べて全然食べれる気がしない。復活したら食べに行こうと思う。よし、未来への希望が出来た。
アマプラにはパルプ・フィクションはあるものの、字幕版しかないので英語で見る他ない。
字幕を全て追う元気はないし、英語力はないので、昔見た吹き替え版の記憶とフィーリングで会話の内容を理解する。
パルプ・フィクションは、深く考えなければストーリーがあってないようなものだと思っているので頭を使う容量が少なくて済む。そして古い映画で画面がチカチカしない。基本的に画で語ってくれるので目の保養にもなる。
本当に、体調不良の時にあるまじき食べ物を食べたくなること以外はいい感じに現実逃避させてくれる作品だ。パルプ・フィクション。
ヴィンセントとミアのレストランでの会話とツイストを見ているうちにまた眠くなってきた。
そろそろnoteを書くのをやめて寝よう。