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077 #100日後にムスリムになる僕
日光、ムスリム・フレンドリー。
今年の12月に一旦インドネシアに帰国するインドネシア実習生たちを連れて、日光へ行ってきました。
高速を使って群馬からはおよそ2時間ぐらい。
紅葉シーズンなのに意外と順調でした。
お目当は「日光東照宮」「華厳の滝」「中禅寺湖」。
まずは日光東照宮。
境内に入ってすぐに見ることのできる「三猿」。インドネシア系ムスリムたちはぽっかーんでした。写真に撮りたい感じもあまりなく、意外でした。
やはり、彼らのお目当は「眠り猫」。正直な話、日本人的には「眠り猫」よりも「三猿」の方がひねりがあって面白いと思うのですが、ムスリムという信仰のせいもあってか、猫に思い入れがあるのかもしれません。
「眠り猫とインドネシアムスリムのみなさん」
彼らが一番、驚いていたのは小ささ、でした。
みんな口を揃えて「もっと大きいと思ってた!」とのこと。
たしかに、小さい!
お昼は「湯葉そば」を食べようとのことで、お蕎麦屋さんに。
こじんまりとしていいお店でした。
セット?を頼んだのですが、念のためにと注文後にお店のスタッフさんに「豚肉はNGですけど大丈夫ですか?」と訊いたところ、今日の小鉢は「豚肉」を使ってるけれど他の物に変えてくれるとのことで、セーフでした。
たぶん、ムスリム・フレンドリーが観光地日光では多少は浸透しているみたいで、自然な対応で助かりました。
やはり、意識してみると「ムスリム」であることは、日本ではなかなか大変だなあと思ったりしました。
ちなみにヘッダーの写真、聞かざる、言わざる、「嗅がざる」でした!
ナチュラルだけにすごい!
不運の渋滞。
昼食後は「華厳の滝」を見たいとのことで向かったのですが、「あれ?いろは坂?やばくないか?」と気づいたのはあとの祭り。途中から大渋滞に突入。最初は急カーブの連続で楽しんでいたのですが、渋滞にハマってからはもうみんな不機嫌。
結局、2時半ぐらいに日光東照宮を出て、いろは坂を抜けて中禅寺湖付近についたのは5時半すぎ。およそ6キロを三時間かけて登ってきました。
もうあたりはまっくらなので、Uターンがてらに陽の落ちた中禅寺湖をチラリと眺めて帰ることに。
いやあ、きついドライブでした!
礼拝の習慣化。
いろは坂の途中にあるパーキングでトイレ休憩を取った時、一人の友人が「ウドゥー(礼拝の前の身体のお清め)」をしてトイレから出てきました。
「5分間、時間をください。お祈りしたいです」とのこと。外でするのかなあと思っていたら、キブラ(マッカのカアバ神殿の方角)を確かめて、車の中で移動しながら礼拝を始めました。こういうやり方もあるんだなあと驚きました。
それと帰りの高速でのSAでも「お祈りをしたい」と今度は外で礼拝マットをひいての礼拝をしていました。
結局、礼拝をしたのはこの一人だけで、残りの3人は礼拝はしませんでした。
篤信かどうかの問題なのかも知れませんが、譲れるものと譲れないものの共存というか、信仰の向き合い方の多様性を垣間見たような気がします。
無事に地元まで戻り、今回の旅の感謝をアッラーに伝えようとしたら、
「それは『アルハムドゥリッラ』がいいです」と教えてもらいました。
クルアーンの開端章に出てくる文言ですね。「(この結果を)神様に感謝します!」的な意味ですね。
今後はもっと使って行きます!
渋滞は大変でしたけれども、みんな楽しんでくれたみたいで何よりでした!