056 #100日後にムスリムになる僕
選択。
「イスラームの論理と倫理(晶文社)」中田孝/飯山陽を読了。
「静かなる殴り合い」という感想。
「試合には負けたが勝負には勝った」とかそういう感じ。
中田考先生、よく、この本の出版を許可したなあと思うし、飯山さんの最終書簡の切れ味とか最高だなあと思う。
中田考先生を「研究者ではなく活動家」とは評したのは深く頷く限り。
中田先生の常人とは違う「違和感」は「活動家」という言葉でしっくりときた。
この二人のイスラーム研究者の相違点は最初、ムスリムと非ムスリムとの相違だと思っていたのだけれども、それだけではなかった。
イスラームの勉強というよりも有能な研究者の意見の相違は立ち位置の相違であり、それは一生わかりあえることのない相違をつぶさに観察することができたのは大きな財産になりました。
とても良い本です。もう交わることのないだろうなあ、この二人は。
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