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FF14で話題のPlayerScopeについて
まず冒頭から宣言しておこう。
記事の投稿者は件のプラグインの利用者である。
プラグイン自体が稼働し始めたのは昨年の10月より以前だろうか。つまり黄金のレガシー発売以降、プレイヤー毎の固有のアカウントIDがクライアント側で受信が可能になってから。
筆者が使い始めたのはredditにプラグインの話題が投稿されるより以前。初期はプラグイン開発者周辺の親しい人間達だけで利用されていたらしい。
redditで注意喚起と拡散の為に投稿されたものがキッカケで、爆発的に利用者が増えてしまったようだ。
実情を知らない人間からすれば、特に気にかけるほどの凶悪性はあまり感じられないプラグインだが、使用方法によっては他人のプライバシーを侵害するモノであるのは間違いない。危険性を感じたプレイヤー達はログインを控えているのが目につく。正解です。
プラグインの利用者を2種類に分けておく必要がある。
①データベースにアクセスが許可されたユーザー
所謂、ホワイトリストに所属するユーザー。
②データベースへのアクセスが出来ないユーザー
ローカル環境で運用しているユーザー
2種類のユーザーには大きな人数の差があり、
①のユーザーは100人にも満たないが、ローカル環境で運用しているユーザーはプラグインのダウンロード数とほぼイコール。4〜5000人くらいかな。
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筆者は①のユーザーの1人であるが、どうやってホワイトリスト入りしたのかは伏せておく。
データベースにアクセスできるユーザーは、同じホワイトリストに所属するユーザー達が収集したデータを閲覧し、自分が収集したデータをリアルタイムでデータベースにアップロードし続ける。
そうして集められたキャラクターデータに共通するIDから、ログインしたサブキャラクターやマーケットに出品中のリテイナーと紐づける。つまりサブキャラクターもリテイナーも、他人の目から見える場所に存在しなければ収集されることもないわけである。
XをはじめとしたSNSでは、SEアカウントのリアルの個人情報や、幻想薬の購入履歴までプラグインによって収集されると勘違いされているようだが、プラグインで収集可能なのはあくまでゲーム内で受け取れる情報のみ。
「種族変更がプラグインの利用者に分かる」というのは、キャラクターデータを収集した際に種族・性別が日付と共にデータベースに記録されているからであって、例えばプラグインの利用者達と接触した時点から、再接触するまでに100回幻想薬で種族を変更したとしても、最後に変更した種族の履歴しかデータベース上には残らない。
これもまた、ゲーム内で受け取れる視覚情報レベルに過ぎないので、SEが問題無いと発言した通り、クレジットカード情報などのSEアカウントの情報が抜かれる等のデマは不安を煽っているだけである。
とはいえ、1人を注視し続けた結果得られた情報ならまだしも、不特定多数から問答無用でデータを収集するというのは、利用者ではないユーザーからすれば気持ち悪いことこの上なく、データベース上から得られる情報が危険視されるのも仕方がない。
多くを語るにはプラグインの根本的な機能からアップデートで増えている機能まで書かないといけないのだが、このくらいが無難なところか。SEがプレイヤーを識別するアカウントIDの修正を行わない限り、プラグインは稼働しデータは収集されていく。ローカル環境のユーザーは、自力で膨大なキャラクターデータを収集しなければ、サブキャラやリテイナーの特定などは時間がかかるが、所詮人の数は有限、時間の問題だ。
もし、データベースがローカル環境で使用しているユーザーにもアクセス可能になれば約50倍の速度でデータが収集され本当の監視社会の出来上がり。
7.2でプラグインの対策を取るとSEが声明を出したがどうなることやら。
最後に謎の数字だけ置いておく
El 59,032/40,834
Ga 62,646/45,278
Ma 65,712/37,639
Me 64,546/51,829