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闇のついったらに対する防衛術はコレしかない

どうも、G.G.佐藤です。

予定外に第1回は清田育宏くんの記事を出しまして、その後は、プロフィールや仕事依頼の自己紹介的な記事を投稿しました。なので、これがある意味で本当の第1回かもしれません。このnoteでは、北京五輪で「世紀の落球」と呼ばれたエラーを犯した僕が、帰国後に大バッシングを活かした経験、そしてツイッターを使うなかで感じた誹謗中傷問題に関するトピックを綴っていきたいと思います。

まずね、誹謗中傷ってなんぞやってことを一度おさらいしましょう。

元々、「誹謗」と「中傷」は別物です。セットにして「誹謗中傷」と呼んでいるんですね。

広辞苑によると「誹謗中傷」とは根拠のない悪口によって人を傷つけること

もっと深堀りして、「誹謗」だけだと、そしること。悪口を言うこと。「中傷」は、無実のことを言って他人の名誉を傷つけること

つまり、根拠のないことや嘘の悪口で相手を気付けるのが誹謗中傷なわけです。推測や自分の考えを根拠に悪く言うのも、含まれます。

じゃあ、「批判」って何?
①物事の真偽や善悪を批評し判定すること。
②人物・行為・判断・学説・作品などの価値・能力・正当性・妥当性などを評価すること。否定的内容のものをいう場合が多い。哲学では、特に認識能力の吟味を意味することがある。

「悪口」は?
①人をあしざまにいうこと。また、その言葉。わるくち。

ちなみに、「そしる」も「あしざま」も悪口を言うっていう意味です。

実際、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを使っていると、思いっきり誹謗中傷されることって実は少ないんですね。「死ね」とか「殺す」とか言われたら削除依頼なり、情報開示なりできそうですが、「黙れ」とか「辞めろ」みたいな地味な悪口は運営も削除できない。法的に訴えるのも難しそう。でも、そういった悪口でも、完全なる誹謗中傷と同じように、ジワジワ心を蝕んでしまうものです。困ったもんだ。

では、そういうユーザーにはどうやって対処したら良いか。
その方法はひとつしかありません。

完全スルー。一切のコミュニケーションを取らない。

例えば、ブロックって機能がありますよね。あれもダメなのです。なぜなら、相手に伝わるから。その時点で、ブロックはコミュニケーションの一種なんですね。だから、ミュートを推奨します。ミュートは相手に気付かれない。

もちろん、反論するリプライを送ったり引用RTしたりするのはもってのほかです。その時点で、あなたは相手と同じ土俵に立ってしまう。そして、あなたが有名人でフォロワーが多い場合、絶対にやるべきではないことが2パターンあります。

①攻撃的にRTで晒す
「こいつどう思うよ?」的なコメントと共に、誹謗中傷してきた相手を晒すやり方ですね。これは、腹いせでやりたくなる気持ちは分からなくもないですが、これをやると今度はあなたが数の暴力で相手を苦しめる側になってしまいます。

②良い人っぽい感じを出しつつRTで晒す
「全然、怒ってないけど、どうしてこんなこと言っちゃうのかちゃんと話そう?」的なコメントと共に引用RTで誹謗中傷してきた相手を晒すパターンですね。これもオススメしません。①と結果的には同じことになるし、それに、「攻撃的なリプを送ったら引用RTされるから僕もやろう!」って思う人が出てきて増えるかもしれない。

あと、結構重要なのが、誹謗中傷コメントに見えて、実はそうじゃないことが結構あるっていうことです。原因は、おそらく国語力と表現力の欠如だと思うのですが、伝え方が下手っぴで、相手に誹謗中傷だと思われてしまうケースって少なくないんですよね。

だから、微妙なケースは、まずは相手のタイムラインやプロフィールを見て、どんな人なのか知ろうとする努力も大切です。例を挙げましょう。

ある時、千葉ロッテマリーンズのユニフォームを着て、ロッテの応援歌をアルトサックスで演奏する動画をSNSに投稿しました。

そして、付いたコメントが「西武のユニフォーム着るなよ」でした。
僕からすれば、西武OBだし、そんなこと言われる筋合いはありません。当然のことながら、カチンと来たわけです。いくら西武ファンでも、ロッテOBでもある僕がロッテのユニフォームを着るのを攻撃するのはおかしいって思いました。

でもね、その人のプロフィールページ見てビックリしたんです。
その人ね、西武ファンじゃなくてロッテファンだったんです

つまり、「西武のユニフォーム着るなよ」は、西武ファンが「お前、西武OBなのにロッテのユニフォーム着てやがって、裏切り者め。西武のユニフォーム二度と着るんじゃないぞ」いう意味で書いたと思っていたのですが、実際にはロッテファンが「西武じゃなくてロッテを応援してね!」的な意味で書いたものだったわけです。

まさに、真逆。

原因は、その人の伝え方がちょっとアレだったというだけ。

昔の戦争では、敵にやられるより、味方の誤射によって亡くなる方の方が多かったという話を聞いたことがあります。SNSでも、そんなことが結構多いんじゃないかと思いますね。だから、早合点もいけないし、相手が読んだらどうやって伝わるかを投稿する前に確認するのも大事です。

まとめると、攻撃的なアカウントに対する防衛策は、とくにかく反応しないこと、一切のコミュニケーションを起こさないことです。

人は人に影響を与えることで喜びを感じるようです。だから、影響を与えられたことを見せてはいけない。ブロックで怒りを伝えるのも、反論するのも間違い。相手にされなければ、意味がないわけですから、そのうちいなくなります。

その代わり、面白いリプライにはコマメに返事をするのが良いと思います。「攻撃しても反応ゼロだけど、面白いツイートをすれば返事してくれるんだ」って思う人が増えたら、きっとあなたのタイムラインはハッピーで楽しいものになっていくはずです。

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G.G.佐藤
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