心の底から好きなこと
本当に好きなことは何?
この問いを本気で考えたことはあっただろうか。
これまで仕事を好きだと思っていた。仕事をしている自分が好きだったのかもしれない。
幼稚園の頃からずっとサッカーをやっていた。
辞めたいと思ったことはなかった。辞める時も。
辞める時もなんとなく辞めた。
サッカーで受験もした。サッカーで周りからも評価された。サッカーをしている自分を家族も応援していた。周りの期待に応える自分に満足していたのかもと今は思う。その時には自分にサッカーが好きだと思い込ませていたのかもしれない。
高校生最後の大会で負けた時、泣くと思っていた。
でも実際はどんなに泣こうとしても泣けなかった。
同級生は泣いている奴、泣いていない奴様々。
でも試合に出ず、スタンドで応援していた同級生が一番泣いていた気がした。
好きなことは何もかもを捨ててでも好きなこと。
そう思う。
じゃあ自分の好きなことは何?
本当に自分が震えるように揺さぶられるものにあったことがない。
そんなものに出会えるだろうか。
自問自答する日々が続く。