星と時代と選挙
おはようございます。さっかです。いよいよ日本では明日、参議委員総選挙がありますね。今日は、星の上での時代の流れから見た選挙について書いてゆきます。ちょっと急いで書いているので、誤字脱字などあるかもしれません。その場合は、ご容赦を。
まずは、占星術上の時代の中で、わたしたちが今どこにいるか、から。
今いるところ
ちょっと前から急に西洋占星術が巷に広がり始め、「風の時代がやってきた!」と、誰もが言うようになりました。アメリカでも、このところ占星術が急に大流行しています。
「風の時代」とは、木星と土星が、地球から見て風の星座(ふたご、てんびん、みずがめ)で重なるときのことを表します。約200年ののサイクルで、風、水、火、土のエレメントで重なってゆきます。
2020年の12月下旬にみずがめ座の0度でこの木星と土星が、約600年ぶりで重なり、風の時代が始まりました。それまでの200年は、土の星座(おうし、おとめ、やぎ)で重なっていたため、土の時代と呼ばれていました。風の時代も、これから約200年続きます。
さて、もう一つ今の地球に影響を与えている大きな星の「時代」があります。みずがめ座の時代です。この時代は、約2000年続きます。その前の2000年は、うお座の時代でした。こちらの「時代」は、風の時代のように星座の重なりではなく、地球の主軸が指す星座によって決定づけられます。そして約2000年ごとに星座を変えながら、2万6千年弱で一周します。
下に、そのメカニズムを説明した(英語ですが)わかりやすいYouTubeを貼り付けておきます。視覚的に見るとわかりやすいかもしれません。
今、みずがめ座の時代が始まろうとしていますが、みずがめ座はエレメントが風の星座。しかも、風の時代の始まりもみずがめ座の0度で、冬至にも近かった。
ということで、風のエネルギー、特にみずがめ座のエネルギーがとても強くなっています。
みずがめ座の特徴はたくさんありますが、急激な変化、空、占星術なども表します。以前は本屋さんの占星術コーナーの棚を見ても、みずがめ座の本ばかりが売れていたのに、最近は他の星座のも売れるようになり、世の中全体にみずがめ座の力が強く影響し始めたためだと考えられます。そして、社会が急速に変化し始めているのも、同じくみずがめ座の時代と風の時代の影響だと考えられます。
世界的に政治の世界が変わりつつある
世界も変わり始めています。世界中で、もうこれまでの政治の形が通用しなくなっていて、立ち往生している政府が多くあります。日本も、自民党の政治資金の問題が取り沙汰されていますが、政治とお金の関係は昔からあったけれど、時代が動き始めて問題視されているのではないかと思われます。そうした中で、新しいタイプの政治家たちが台頭し始めている国々もあります。
例えば、メキシコでは初めて女性の大統領が今年の選挙で選ばれました。メキシコといえば、性差別、女性蔑視が激しい国で、差別による女性の殺害率が世界で最も高い国です。女性差別による殺人を、フェミサイドと呼びます。そんな国に初めて女性大統領が出てきて、ジェンダー問題に取り組み始めたのは、男性優位の伝統の強かったメキシコに、新しい風が吹きじめたことを表しています。
アメリカ合衆国の領土で、カリブ海に浮かぶ島のブエルトリコでも、合衆国と同じ11月5日に選挙が行われます。今回の選挙では、野党がアライアンスを組み、団結して与党と戦うことになっています。その中心にいるのが、トランスジェンダーの女性政治家。「わたしたちは、これまでの(賄賂などの金銭関係を中心とした)腐敗しきった政治と、一般の人々に貧困をもたらす政策と、民営化による電力会社の機能不全、気候変動で次々に起こる問題を解決してゆく」と声明を出しています。
フランスの総選挙でも、野党が議席をかなり回復しただけでなく、近年では初めて若者層が多数投票しています。また、イギリスでも「物価は上がるのに給料は上がらない、政府は国民がコロナ禍で汲々として苦しんでいるなか国の施設でパーティを行ったりしてふざけている」などの理由で、それまでの保守政党から労働党の首相に変わりました。
西アフリカのセネガルでも、政府をフェイスブックで批判して投獄された政治家が、刑務所から返り咲き、セネガル史上で一番若い大統領となりました。封建的なアフリカにおいては、画期的な選挙でした。「全てが、前例のない選挙だった」と言われています。
みんな、今年の選挙です。他にもここには書き切れていない、同じように新しい風が政治に吹いている国々があります。
1万2千年前から伝えられてきたアメリカ原住民ホピ族の預言で、『2012年が人類の区切りで、古い時代が終わり新しい時代が始まるか、あるいは人類は滅亡する』と、伝えられてきていてます。そうして、みずがめ座の時代が始まりました。(みずがめ座お時代のはっきりした始まりのときは、意見が分かれている)
みずがめ座は、暴力なしの平和が一番、一人一人にパワーがあり独裁政治なんてありえない、トップダウンや権力者を生み出す組織よりみんなで作るコミュニティ、差別なしでみんな平等・多様性ありき、争いより話し合いと知性で解決、戦争は無しの博愛が一番、愛が最重要・最優先。そんな時代を望みます。これまでの人類とは違う価値観を持っています。
わたしが住んでいたアメリカ東海岸ではもうずっと前から、みずがめ座の時代が待ちきれない!と、巷でみんなが言っていたくらいです。
そんな中、世界各国で政治の世界が変わり始めたのは、自然な流れといえます。
勢力のバランス
けれどその一方で、変わらないことを望んで保守に走る国々もあります。ヨーロッパでは、イタリア、フィンランド、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、チェコでは、ガチガチ右派政党が政権を握りました。リベラルで知られてきたオランダでも、イスラムを反目する右派勢力が強まっています。
これまでのうお座の力がまだ残っているのと、人々が、急速に変わってゆく社会で次々に起こる未知との遭遇による疲れ、先行き不透明による不安、恐怖、焦りなどを感じていることを示しています。急速な変化で世の中が不安定になっているため、過去に戻りたくなる。次に何が起こるか容易に予想できるこれまでのやり方が恋しくなる。目で見てわかりやすい暴力での決着を選択したくなる。一人一人が考えたり責任を負わなくてもいいトップダウン形式のこれまでのやり方を求める。そのために過去回帰と保守、そしてより武力的で強い政権を人々が求める。という現象が起こっていると思われます。
アメリカのトランプ元大統領の「外からくる移民は犬や猫のペットを食べるような野蛮人だ。移民は元の場所に帰して、これまでのアメリカ人だけで、再び昔のような偉大なアメリカを取り戻そう!」と、繰り返しわかりやすく言ったら、これといった政策も持たない政治のど素人のトランプ氏にでも、希望を託したくなるのが人間の心理の一つと言えるでしょう。
振り子が一方に振れたら反対に戻ろうとするように、なんとしても元に戻して安心したい、と思ってしまうのも人間の気持ち。特に、未来の予想図が見えないときは。
そして、冥王星が権力とトップダウンと伝統を重んじるやぎ座の最後の角度にあるため、右傾化・保守・過去回帰の傾向がこのところ強まっていると思われます。
これまでの時代
これまでの2000年の時代は、うお座の時代でした。うお座自身はトップダウンの性質は特に持たないだけでなく、とても敏感で優しい星座なのですが、なんと言ってもうお座の大きなキーワードの一つは「犠牲者」です。
キリスト誕生と、うお座の時代の始まりは重なっている、という占星術家たちが欧米にいますが・・ね、キリストって自分が犠牲になって十字架にどよ〜んと苦しみの表情で引っかかったままじゃないですか。しかも、見るだけでブルっと震えてしまうような、手足を釘で刺されている状態で。
みんなのために犠牲になる、痛み続ける、犠牲者や奴隷であり続ける、それが美徳、みたいなところがあるのです、うお座には。そして、弱い立場でいる方が楽、みたいな。Does it ring the bell? なんだか、身に覚えがありませんか?あるひと、多いと思いますが、うお座の特徴の一つです。
けれどこの「犠牲者になる」の、最大の罪は、罪びと、あるいは犠牲を容認した人を作る、ということです。十字架にど〜んより引っ掛かってみんなに崇められているけれど、彼を十字架にかけた人たちは永遠に罪びとです。
第二次大戦中にヨーロッパで迫害され惨殺されて散々被害を受けたユダヤ人イスラエルが、大戦後から今までパレスチナ人ガザに暴力をふるい続けてやめないのも、中毒性が高く犠牲を生み続けるうお座の負の連鎖を表しています。
また、もう一つの時代の括りで行くと、過去200年は土の時代でした。土の時代というのは、思いを形にしたり、組織を作ったり、国境を作ったりします。そしてヒエラルキーも作ります。シンプルに言えば、うお座 X 土の時代=貧富の差やいじめ、または夢の実現、になります。
アメリカンドリームの時代で、貧乏人でも社会からの爪弾き者でも、アメリカに行けば富を手にするチャンスがあった一方で、貧富の差が大きくできたのも過去200年です。アメリカ国内だけでなく、地球規模で格差が出来ました。通貨も、国際価値が国によって違います。日本が今、国際的に安い通貨になっているように。
そして今年の選挙
しかし確実に、これから時代はみずがめ座の時代に本格的に入ってゆきます。後ろには戻りません。人類がやけを起こしたり、恐怖に駆られてお互いを殺し合って滅亡しない限りは、200〜300年後には、新しい人類のフェーズに入り、繁栄と平和の時代がやってくるだろうと言われています。
これもみずがめ座を象徴するAI技術は、20数年後にはほぼ完成形ができて、AIがAIを生み出せる時代が来ると言われていますが、人類はそこまで早く変化ができない、あるいはしない方が良いのだろうと思います。
人類はAIではなく、肉体を持った命だからです。元来人間は変化には弱い生き物です。それほど早く変化に適応するのは難しく、大混乱が起こることが予想されます。すでにこの100年くらいでスピードを上げて変化が起って混乱や分断が起こっています。
例えば、風が吹けば桶屋が儲かる、という日本に昔からある諺を知っているでしょうか?わたしは、子供の頃この言葉を聞いても、さっぱり意味が分かりませんでした。
風が吹けば、砂埃が舞い、失明する人が増え、失明する人は三味線弾きになり、三味線には猫の皮が必要で、猫を殺すとネズミが増え、ネズミが増えたら桶を齧るので、桶屋が儲かる。
何かひとつ起こると、思ってもいなかったところに影響が出る。つまり、物事は目には見えなくても繋がっている、という意味の諺です。
それにしても、医療が発達して風が吹いて目に埃が入ったくらいで失明はしない時代です。盲目の三味線弾きをわたしは見たこともありませんでした。そして、猫は野良猫よりペットの時代です。桶を使うチャンスもなかなかありません。桶屋自体がほとんど消滅しているようです。調べてみたら昭和中期まで桶屋はあったそうですが、今ではほとんどないようで、わたしは見たことがありません。
でも、うちの祖母はきっと桶で漬物を作ったりしていたのではないかと思います。たった2世代で、全く違う世界に住んでいるのです。そして、スマホが生まれた時からある世代と、わたしのようになかった世代では、感覚も常識も全く違うことでしょう。
そんな中、うちの叔母などは、自分のメールアドレスさえ知りません。ほとんどメールはせず、せいぜいラインです。そのラインすら、あまり上手ではありません。若者も、ラインやSNSは上手に使いこなせても、メールは不得意という人が圧倒的に多いものです。政治家だって、今の政治家はスマホやパソコンを上手に利用できない人が多いことでしょう。キャリアとブラウザーの違いもわからないまま、スマホやパソコンを使っている人も年代に関わらず多くいると思います。
そんな人たちが、急にAIの完成形が溢れる世の中で暮らしてもついてゆけず、社会的格差や精神的疾患者などが急増するだけでなく、社会が混乱に陥ることが予想されます。
また、AIの社会的位置や役割、利用目的、製作意図、などが明確でない、あるいは人類にとってプラスの方向に利用されることが確かでない間に普及するのは、危険でもあります。
AIと星と社会については、冥王星のみずがめ座入りで、遠くない未来に改めて話したいと思いますが、なんにせよ、言いたいのは・・・
わたしたちは新しい2000年余りのみずがめ座の時代の始まり、そして、古い時代から新しい時代への数百年の過渡期の始まりの時代を生きているということです。
そんな中での選挙です。
選挙結果と政府の在り方に、完成形と理想の結果を求めないことが大切だと思います。だって、人類の過渡期ですから。
投票の仕方や、各党の公約のまとめなどは、Xにも出ています。これまで投票したことのなかった人も、とりあえず投票してみるのが良いと思います。そして、結果を見て、それからまた考えたり、観察したりする、くらいの姿勢がちょうど良いときです。政治家と一緒に新しい時代を作りながら成長する、というスタンスを取るのです。
ツイッターXで、複数の人が「公約をしても、それを政治家が守らなかったら?」と、言っていましたが、まず、公約を読んで「この党がいいかも」と思ったらその党に投票してみる。そして、当選したら、観察するのです。どんな風に期待に応えるか、あるいは裏切るか。
そして、期待に応えたら感謝の気持ちを伝え、期待を裏切ったら、意見メッセージを党に送ったり、SNSや直接にでもみんなで話し合ったりすればいい。また4年後に選挙はあります。その時に投票するのは別の党にしても良いし、同じ党にしても良い。人生は最近長いので、18歳から投票し始めて100歳まで生きれば40回は投票できます。数百年先の理想の世界への到達の間に40回投票するうち、その間に自分にも社会にも必ず変化が出てきます。
上に挙げたプエルトリコやセネガルに新しい動きが出てきていますが、まだまだこれからも変化があることでしょう。そして、後ろ向きに下がっているイタリアやフィンランドなどのヨーロッパの国々も、ずっと同じと言うわけではありません。
みんなが未曾有の時を新しい社会へと向かって進みながら、右に行ったり左に行ったり前に行ったり後ろに行ったりしている状態なのです。
みずがめ座のわたしとしては、すでに今の中央集権型の政治も、議会制度のあり方も古臭く感じ、今とは全く違う政の形と世の中を、内心密かに(?笑)求めています。中央で政治をしたがる議員たちが、地方再生をいくら叫んでも、百姓の苦労も、畑の草の種類や薬草さえよくわからない人たちにはどうせ何もできないだろう、くらいにしか思っていません。でも、みずがめ座の真髄の一つである、集権排除の分散型、独立自立の政治には簡単に行き着かないのもわかっているので、今やれることをやるようにしています。
国の議会は、わたしたち住民の暮らしと生活に直接関わることを話し合い、決めてゆく場所です。以下が議会で決めてゆく主な内容だそうです。
法律の制定
予算その他、*(注1)国の財政に関する議決
条約(他国との約束ごと)の締結について承認の議決
内閣総理大臣の指名
憲法改正の発議
みずがめ座の時代は、自分の外にリーダーを求めるのではなく、一人一人が自分のリーダーで、みんなで手を取り合って前に進む時代です。過渡期である今の選挙は、自分のリーダーである自分が、自分の思いや意志を代弁してくれる人を議会に送り出す機会。そして、投票したくない場合は、政府が何をしようと、議会が何を決めようと、その結果何が起ころうと、不平は言わない方が良いでしょう。自分というリーダーが選択し決定したことです。
新しい時代を作ってゆく最初のステップを踏んでいるわたしたち。わたしたちの一票が、この星の未来に反映されてゆきます。風と桶屋がつながっているように、わたしたちは、そして時空は、みんな繋がっています。
それを知るのが、みずがめ座です。
目(さっか)
前の記事にも書いたように、明日27日投票日の星模様は大荒れと出ています。です。さて、どうなることでしょう。ちょっとワクワクしませんか。選挙にゆきましょう。一人一人が政治を作ってゆくみずがめ座に時代が移り始めています。