本当に乗りたいバイク
って案外ないのかも。
バイク歴4年の新米中年ライダーが思うままに乗り物について語ります。
映画で見たバイクや乗ったことのあるバイクなど人それぞれ想いがあると思う。
私の場合はない。
私がバイク素人だからか?
かもしれない。
しかし車は30年以上の運転経験があり、10台くらいは乗り継いできたがこれも乗り続けたいと思える車はない。ポルシェ911は996、997と乗り継いできたのでそれなりの高性能車にも蘊蓄はある。
乗り続けるイコール所有し続けるではない。
所有したい車はある。
アストン・マーチンDB5とDB9。
国産ならダルマセリカや同世代のマークII GSSあたりかな。
しかし乗り続けられるかは別の話。
メンテナンスにかかる費用に滅入ってしまうことは想像に難くない。
眺めていたいという欲求はあるが、そのためだけに買う余裕はないしそもそも車は乗って楽しむものだと思っている。
バイクにしてもそう。
昔からバイクが好きな人にはそれぞれ過去の思い出などあるだろう。
昨今の旧車ブームで30年-40年前のバイクが値上がりしていることも、生活にゆとりが出てきたその年代の中年がこぞって購入しているためと思われる。
いわゆるリターンライダーだ。
750ライダーなんて漫画があったりして大型に憧れはあるが大型バイクの免許が超難関だったこともあって大型免許が神格化していた時代だ。
バイクはあまり興味がなかったのでそのころの旧車にはあまり興味がない。代わりに最近の電子制御モリモリバイクが安全で好きかな。
映画で観てかっこいいなと思ったのがDUCATI 996。
免許をとって実際に自分でバイクを乗るようになるとわかるが、こんなハイパワーなバイクを電子制御なしでよく乗ってると思う。
実際に自分で大型バイクを買う際にDUCATIは候補の一つだったのでSCRAMBLERを試乗させてもらったが、独特のサウンドと道路を蹴るようなパワーには驚きを感じたことを思い出す。
このバイクは空冷エンジン搭載でほとんど電子制御がないため中年の自分には乗りこなす自信がなかった。
結局トライアンフのトライデント660に落ち着いたのだが、このバイクも660ccではあったが81馬力を誇っていたので出だしのパワー感は大脳にズンっときたもんだ。
しかしアクセルの遊びが多めに作られていることとローンチコントロールのおかげでアクセルを多めに開いても発進時の加速に軽快さ以上の怖さは全く感じなかった。
すごい技術だなと感心した次第。
五感や反射神経が若い頃より確実に鈍ってきている中年の大型バイクには電子制御モリモリに限ると思った次第。(あくまで私個人の意見です。)
そんな私が欲しい一台はTriumphのSpeed triple 1200RR。
その高性能を引き出す力量はないが見ていて惚れ惚れするデザインと現役最新モデルなので電子制御モリモリで公道を走れる点が気に入っている。
2年前に試乗した時に1200ccエンジンは流石に難しいかなと思ったが、意外に乗れたことを記憶している。公道を走る前提で作られているプレミアモデル?なので癖の強い高速走行重視というようなセッティングということもなかった。
リッターバイクは一度は乗ってみたいと思っているがこの一台は候補の一つ。
ただ、セパハンがきつめなのでオッサンには苦痛かなとも思っている。
もし来年まで生きていたならばKawasakiが出すと噂されているGPZ900Rの復刻版を所有してみたい。
ご存知映画TOP GUNで若きトム・クルーズが乗っていた伝説のモデルだ。
当時世界最速といわれた250km/hを記録したバイクで、流石にオリジナルは30年以上の歳月が経過しているので電子制御もなく私には手に余るパワーだと思う。
これが電子制御モリモリで現代に復刻してくれたなら流石に私のような素人でも手に入れたいと思うだろう。
まあ、現実的には難しいだろうけど夢は持っていたいかな。
乗り物ってあれこれ想像している時が一番楽しい。