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2023.10.9 3部UP

食事を終えたアタシを吉田が迎えにきた。

「おいアイツがお呼びだ、なにやら、衣料品を買い揃えに行かすようにとのお察しだまずはなにやら外堀り一緒に
散歩しようと言っていたよ」

昨日の奥の間に向かう。

「おお、来たかどうだ調子は?この家は玄関からの奥行きはあるのだが裏はこの辺りの百姓のあぜ道が広がっている
少し歩こう」

周りには4人二人の前と後ろにSPが張り付いている

「お前は私の愛人の子でな?陽子という女だ、祇園のお茶屋で女将をしていた」

「はい。聞いたことあります。もう6歳のときには栄光の家という孤児施設でなにもわからず、みんなと泥遊びや駆けっこ
をしていました」

何か向こうから男達二人が歩いてくる背広に乱れたネクタイだと近ずくにつれてわかった

SPが大声を張り上げる、「おいお前らなんだ?何処から来た?止まれ!!」

「ちょっとちょっとまってくださいあやしもんじゃありません」

額を汗でぬぐいながら、男は警察手帳を差し出した。

「ここは私有地だぞ?」

父がそういいはなった。

「すいません犯人の足取りを追う間にたどり着きまして」

「こういうものです。」

男は名刺を差し出した、ちょっと手帳じゃわかりづらいので

「東京警察庁、巨視的治安防衛戦術対策課、猿渡秀介(さるわたりしゅうすけ)」

そして男がもう一枚名刺を差し出した、

そしてこちらがこういうものです。

「東京警察庁、巨視的治安防衛戦術対策課長、時藤伊四郎(ときとういしろう)」

ともうします。と猿渡が告げた、本人は空を見てる。

ちょっとこういう輩が京都に舞い込んでまして?

猿渡は写真を差し出してみせた

「カルト教団の「やまびこ神道会」の椎実朋光(しいみともみつ)」

と申します。

写真のおとこは褐色のコケた頬の彫りの深いぎょろりとした目玉の坊主頭の男だった。

サングラスとマスクと帽子を被った各々の組み合わせのビラも見せられた

「何か心当たりありませんかね?」

猿渡はそう口にした。

時藤は垂れた稲穂を持ち上げて凝視している。

「・・・・」

《END》





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