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外部CTOとして農業ベンチャーにコミットすることに

なかなかインパクトのあるタイトルですが、本当にそういう事になりました。念のため誤解のないように書いておきますが、siroをたたむわけじゃないです。siroの社長やりながら、他の会社の外部CTOとしてコミットするというのを、ここ数年やっています。その外部CTOの顧問先みたいなのが増えたという話です。

経緯

人づてに、「農業ベンチャーの技術部分を手伝ってもらえるか?」という相談がきました。聞くと「AIを使って自動で作物を収穫するロボットを作っている」とのこと。ガチのロボットベンチャーですね。

ぶっちゃけた話、自分はロボの専門家ではありません。いちおう、展示の仕事では全方位にやってきてるのもあり、ロボを作ったりもしてます。何かしら役に立てるかもしれないし、ということで、まずは話を聞きに行きました。AGRISTという会社で、宮崎にあります。

関わることに

話を聞くと、作ってる新型ロボでうまくいかないことがあるとの話。見せてもらうと、いくつかの問題があるようでした。ピーマンを収穫する手の部分は期待の持てる秀逸な設計で、いい感じです。その他にも、ロボコン的なノリをビシビシ感じる設計。そして高専卒のメンバーもいて、「俺も高専卒だよ。ロボコンはやってないけどな」と心で語りながら見せてもらいました。

いろいろ話を聞かせてもらうと、自動でピーマンを収穫するところまではなんとか初代モデルでもできてたとのこと。なるほど、それはすごい。その後、さらなる飛躍を狙って次期モデルを開発し動かし始めたところでした。

いくつかの問題に気がつくことができたので、自分が役に立てることを感じつつ、その場でいろいろ将来ビジョンや進め方について話し合いました。

と、そんな最初の訪問で一気に話が盛り上がり、外部CTOとして松山が参加し、次期モデルの開発を遠隔ながらもsiroとその周りのエンジニアたちで担当するということに話が決まりました!

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大きな課題

そこからひと月ほど経ちましたが、開発は関東チームと宮崎チームで連携して進める形にて、なんとか進んでます。今や、SlackやNotion、Zoomなどのツールを使えば距離はさほど感じません。ただ、ピーマン畑はsiro事務所にはないので、そこら辺は現場に依存しつつ、双方で同じロボを組み立て進めております。

さて、そんなAGRISTですが、今抱えてる問題があります。それはエンジニア不足問題

現在は、ロボの設計が得意な21歳の若手と、ソフトウェア全般を担当してくれるメンバーの2人体制。これでは人が足りません。これから参加予定のメンバーの話も聞いてますが、まだ足りない。若手も中堅も足りません。ハードもソフトも手が欲しい。

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ピーマン収穫は難しい!

エンジニア魂に火がつくようなことを言って人を集めたいです。

ピーマンの自動収穫のロボを作ってるわけですが、ピーマンってなんで最初に選んだんですか?って聞いたら代表の齋藤さんから、驚きの理由が語られました。

「ピーマンが一番難しいからです!」

いや、そんな笑顔で言われても、、って内容ですが、畑を見せてもらって確かにわかりました。いろいろ難しい。。詳しくは語りませんが、難しいことだけははっきりとわかりました。

いろいろ調べていくと、オランダが農業のIT化については進んでるようです。オランダだと日本とはいろいろな事情がちがいますので、真似することは難しいんですが、そのオランダのスーパーロボでも60%ぐらいのピーマンしかロボに収穫できないとのこと。現状の我々からすると驚異的な数字に感じますが、ひょっとしてそれに近い数字が出せたら、あわよくばそれを超えられたら、それは相当すごいです。

AGRISTではローコストなロボットを目指して設計開発しています。しかも日本のピーマン農家の現状のハウスに僅かな設備の追加で対応できることを目指しています。それでオランダで動いてるスーパーロボに匹敵する成績がだせたらミラクルです。

今、AGRISTメンバーもsiroチームも「ミラクルを起こそうではないか!」という気持ちで取り組んでます。ベンチャー精神あふれる感じで面白い!

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興味のある人募集

このプロジェクトに興味のある人を募集しています。特に現地宮崎に引っ越してもいい!という人を必要としています。

ぜひ興味のある人は、AGRISTに直接連絡するか、松山まで連絡ください。


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