什器作ってみた
siroという会社で「展示を作る仕事」を中心として様々なものを企画から制作(製作)までという仕事をしています。
デスクトップサイズは今までも作ってきた
今日は、什器を作るようになりました。っていう記事を書くんですが、これまでも、こぶりなものは自分たちで作ってきていました。
以下は北九州市科学館「スペースLABO」の事例ですが、こういうサイズ感のものは一部内製、一部外注でパーツを製作し、社内で組み立てして納品(設置も行く)という形で仕事をしてきました。これらは、体験設計等を含む企画提案の部分から担当するので、物理的な形状も提案の中に含まれるためプロダクトデザイナーやグラフィックデザイナーをアサインしてデザインをするのが当然だと思ってやっています。
そうしてデザインするときには作り方も考慮しないとデザインがフィックスしませんので、それならばsiroで作りますよという流れで引き受けるようになってきています。
ちなみに、上記のような画面の中に出てるグラム表示部やiPadに入ってるアプリなんかもsiroで全部開発します。
大きなCNCを導入
今まで弊社で持っていたCNCはこちら。決して小さくはないですが…。
カットできる最大サイズは、頑張って、400mm x 300mmですね。
そして今回入手したSHOPBOTはこちら。
これを購入するには、まず置き場所が必要です。なので、事務所の隣が空いた時に即契約しました。すぐに改装しました。
そして、来ました!!
でかい箱!!
そして組み立ててもらって完成!!
ATC(オートツールチェンジャー)もつけたので、超便利です。
早速仕事で活用
多くの仕事で什器デザインやプロダクトデザインを担当してもらってる「ふしぎデザイン」の秋山さんと取り組みました。
2つのプロジェクトで使いました。まず1つ目!
モニターがついて、独特なインターフェースがついた装置です。什器も自分たちで作りました!
もうひとつはこちら。
タイラップで止めているあたりに秋山さんの個性が光るデザインですね。
自前で作れるものの範囲が大きくなった
弊社では、狩野くんがいつも気前よく設計してSHOPBOTを動かしてなんでも作ってくれるんですが、その範囲が一気に広がった感じ。その他の木工工作機械も活用して、以下のようなものもサクッと作ってくれます。
什器を設計するだけじゃなくて作りたいという、「作りたい欲求」が背中を押したのは間違いないですが、こういう道具を持っていることでいろいろな「発想がひろがる」のがとてもいいなと思っています。
かつてMDX-50を買ったときも、その後すぐに娘のプレゼントのクオリティが上がって発想が広がったように、siroで働く皆さんの自主作品なんかもクオリティが一気に上るんじゃないかと思います。そして、そういう道具と触れ合うことで発想も豊かになり、新たな価値に気がつけるようになると思います。
最後に
実は次はハイスピードカメラ導入していっぱい映像を撮りためてやろうなんて思ってます。
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