娘の誕生日プレゼントを作る 2歳
前回の記事が割と好評な感触を得たので、割とや早めに2本目書いてみます。
次は二歳の誕生日です。本当は最初からこれを作りたかったんですが、一歳には早すぎるだろう、ということで二歳まで待ちました。
なぜままごとキッチンなのか
うちのカミさんはとにかくこれが欲しかったみたいです。小さい頃の願望なのか、ままごとが好きすぎるのかわかりませんが、とにかくままごとキッチンを作って欲しいと。娘がまだ0歳の頃から言ってました。一歳のプレゼントが無事完成するやいなや、ネットで検索した誰かが作った秀作を見せてきます。
「この人のは壁の面の板がとてもいいけど、ここの棚は間隔が狭すぎる」とか、「IKEAからも出たから見ておいて」とか。実際検索するといっぱいあるんです。自作のままごとキッチン。個人で作って売ってる人もいました。業者っぽいプロの作品ぽいのもあります。海外にもいろいろあるし、奥が深い。
設計
うちの場合は、仕事でも使うからとCADの学習にもってこいとばかりに設計を開始しました。
当時はMacのRhinocerosがβ版でタダで使えたのでRhinocerosで設計しました。
妻からのダメ出しを経てこんな感じになりました。
制作
基本的にはホームセンターで板を買ってきます。だいたいホームセンターでサイズを指定してカットしてもらいますが、側面の板はL字のような形なので、パネルソーではきれず、切ってくれません。なので、ここは手鋸で頑張ります。手鋸はまっすぐきれないので、1ミリくらい残して、あとはヤスリで合わせていきます。ヤスリの段階で、角もRをつけて、丸っこくかわいく、怪我のしない形にしていきます。
この大きな穴は自由錐を使います。ハンドドリルにつけて好きなサイズの穴をあけられます。この穴、こだわりの流し部分です。
板はパイン材。ハギ材ってやつですかね。ホームセンターで売ってました。ステインで色を調整しました。
一旦木工用ボンドでくっつけていきます。側板とかはそのままだと怖いので、ネジを打ちます。
やや彫り込んだところに木ネジを埋めて、木の棒で隠します。
棒を切り取ってヤスリをかけると、ほら完全フラット!
ペンキで三度塗りして仕上げていきます。
当時フリーランスでしたが、自宅にCNCがあったので、裏技的にこんな風に板を切ります。
ホームセンターで売って木のナットとネジを組み合わせて蛇口を作りました。ネジなので、ちゃんと回すと締まっていきます。
五徳は黒のMDFで。取っ手はタオルをかけられるように幅広。キッチンのシンクは野田琺瑯のボウル。
完成!
二歳になりたての娘が楽しく遊んでます。手洗いしてくれてる様子ですね。
包丁は逆さまですが、きっと本物感のあるいい気分だったことでしょう。
まとめ
仕上がりを良くするポイントは丁寧に作ることです。ヤスリは出来るだけやや細かい番手でやると削りすぎることはないです。地道に手触りを確認して仕上げるといいものができます。設計は重要なので、CADを使わないにしても良く悩んで設計してください。ホームセンターでどんなサイズの材料があるのか良く確認してから設計することをお勧めします。
このキッチンはとにかく評判が良く、個人のブログでもアクセスが一番多いです。
作りたい人へ
設計が欲しかったらリクエストしてください。データ探して公開します。要望たくさんきたら。
このシリーズまだまだ続きます。