日記「AkeruE」
今日はAkeruEのイベント「あけるえ!あける」というのの夜の部門でAstroコーナーの作家さんや立ち上げから関わってきたみなさんが集まり、様々な会話をする会みたいなのがあり、そこに参加してきた。
日記として忘れてはいけないことを書いておく。
ちなみに、siroで作ったSWITCH! SWITCH!の紹介と関連でやってきたワークショップについて語ってる記事を貼っておきます。
特別な場所
近森さんが立ち上げ時に深く関わってることは知ってたが、何をしてきたのかは知らない。今日のイベントの座談会の中でそこそこ詳しく聞けた。
話によると、もともとAkeruEのコンセプトも何もないところから話がスタートしており、さまざまな会話をしていく中で、無邪気に近森さんが語ったことやなんかから、パナソニックの人たちまでを巻き込み、徐々に形を探ったとのことだった。
なんていうか、自分が今まで関わった仕事ではそんな話の流れは経験したことがなく、「どうやったのか?」ということがとにかく気になった。
AkeruEでは、今の時代や、今の日本というか、とにかく必要な模索がなされており、大人たちと子供たちが真摯に未来を模索してるような雰囲気を感じた。
それはもはや、STEAM教育とかそういう枠ではない広がりを感じた。それは、9歳のアルケミストが「平和とは怒れることだ」と話していた、というような話から感じたことだ。
何が大事か
「好きなことを見つける」という軸でクリエイターと呼ばれた大人たちが前で順にしゃべるシーン(座談会)もあったが、それぞれの視点はとても興味深く、聞き入った。中でも印象的だったのは、近森さんの「面白がることも大事」という話。これは自分的には共感しかない話で、頷きすぎて馬鹿みたいだったかもしれない。
あと、筧さんの「教えてはダメ」という話も好きだった。子供や学生たちに「教える」とだめで、教えないほうがいいとのこと。それよりも、近くで好きなことに没頭してる姿を見せたり、一緒になって研究や創作をすることが大事だと。「教えてはダメ」は、介入をしてはいけないということではなく、大人が子供に関わっていくべきで、ただ、「教える」などの先回りは良くないという話。この話はニュアンスは理解できたものの、詳細に知りたいところだなと思った。
和田さんが「面白い」という言葉を連呼してるのも印象的。自分もここ最近「楽しむ、面白い」などのことはとても重要だと考え中で、このキーワードには探求する必要を感じた。
どこが重要なのか
今日感じたのはSTEAM教育とか、どこかで語られた思想を輸入してくるのとはまた違う、新たな軸を感じる部分があった。それがなんなのか言語化は少し時間がかかりそうだ。少しトライしてみる。
大人も子供も一緒になってなにかを模索して、作ったり考えたり発表したりするというのはとてもいい可能性を感じた。子供を子供扱いするのも良くなくて、大人が大人ぶるのも良くない。子供も子供ぶるのはよくない。
我々大人は例えば「地球の温暖化についてどう思うか」などと問われると、すぐに経済の話と結びつけて、経済を止めてはならないなどという。大人は大人の事情を知りすぎている。
子供も「私は子供なので」と思ってるかもしれない。意外に大人びていたりするものだ。
社会課題だけではなく、価値観の探究も人間にとっては重要なはずで、何を幸せとするのかというような、個人の中にしまい込むような話も実は重要なのではと思う。
とにかく
とにかく、AkeruEにあつまるクルーたち、アルケミスト、クリエイターなど多くの人が価値観を共有してる。「ここで起こってきた3年半の出来事はいい方向を示していてそれを止めてはならない」という空気があった。
このことはとても重要な気がしたので、ここに置いておく。