ガールズバンドクライ ご当地アニメかに対する私論
キー局放映でなかったこの作品を知ったのは、フロンターレの公式Xから。
「川崎を舞台にした新しいアニメが始まります!」っていつものノリだったのだが、放送開始日の翌日にアップしてたら駄目だろうと思った。
しかもこの作品、神奈川U局TVKはネットされてないときた。
東京MXでやってるから見れないことはないけれど、初回を見逃しておいてなぁとその時は思ったのだけど、アマプラで配信してることに気づいたので中盤まで一気見で放送に追いつく。
確かにフロンターレ公式が言う通りにちょこちょこと川崎が出てる。
川崎が舞台って中々無い。
溝の口周辺限定だと「サンレッド」があったけど。
舞台は南部の川崎駅周辺のいわゆる繁華街が中心。
最近流行りの武蔵小杉は小洒落過ぎてて残念ながら面白みのない街になったんで、あえて使う必要はなかろう。
こっちまで中々来ることはないが背景はなんか見覚えある気がした。
中部、北部は残念ながらだけれど。
この辺はいわゆる「ご当地アニメ」とはちょっと違う。
川崎って街自体が多摩川に沿って南北に長く東京と横浜に挟まれた土地なので、場所によってかなり雰囲気が違う。
南部はよく言えば昔の川崎宿から続くやんちゃ感のある場所。
周辺は工場街でもあったので、そういったところで働く人達が遊ぶと言ったイメージで、そんな雰囲気のある地域。
中部も溝の口周辺は大山街道の宿場町だったとかで似たような雰囲気があるが、溝の口以外の東急沿線では普通の住宅地と言うか東京・横浜のベットタウン的な地域だから、当然ながら面白みは無い。
北部は自然豊かな場所ってイメージで、どちらかと言えば町田の商圏になるんで川崎らしさは無い。
別の話しになるが、フロンターレが危険視してたのは町田ゼルビア。
JFLに上がってきた頃からこのまま大きくなって来たら川崎北部を取られると。
そこで潰しに行かずにスタッフと飲みに行って仲良くなるのがフロンターレらしいけれど、社長が変わって体制も変わってもそんな関係が続いているのかは解らない。
成り上がっていくバンドの話しなので他のジャンルとのコラボは難しいだったのだろうけど、「おんがくのまち川崎」としては意義のある作品ではなかっただろうか。
13話で終了となったけれど、シーズン2があるなら見たいと思う。
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