[monozuku/モノヅク] 製造業のためのスキルマーケット MVP日誌vol.12(第1ピリオド終了。チームとは?)
こんにちは!
コウヘイくん(@モノヅク事務局)です。
MVP運用リスト
前回はMVP遷移(実際にどういったフローになるのか)の話を書きました。
これらのフロー確認によって、それぞれにマニュアル的なガイドラインや登録Googleフォームなど、手を動かす作業系のタスクが豊富にあり、モレがないようにリストアップしました。
3月以降のスケジュール
一通りの洗い出しが済んだところで、スケジュールに落とし込みます。
マイルストーンを5月半ばの展示会に仮置きして計画を立てましたが、実際にスケジュールに落とし込んでみると、タスクの多さで超過密です。
ガイドマニュアルもサービス全体の流れや登録のマニュアル、設備使用システムの使い方(オーナー用/ワーカー用)、登録のGoogleフォームに出品用のフォーム(minne/Lancers)、LPの発注先の選定やデザイン、仕様などの決定、サービスの利用規約やプライバシーポリシーなどのペーパー系作業は想像もつかない。加えて、プレスリリース文やリスト作り、広報作業、フライヤーのデザインと印刷、マーケティングとして購入者のSTF分析と4P検討、インタビュー、MVPの評価軸策定、アンケート作成...
試しにざっくり書いてみたけど、読むのを放棄する量です。
とにかくやることが多いので、期日までに我々がどの程度準備できるのか、何をデッドラインにするのかを話し合いました。
Aプラン:展示会でMVPお披露目(運用可能)、ワーカーも先行登録されている
Bプラン:展示会で登録はできていないけど、機能は実装(運用可能)している
Cプラン:展示会でワーカー登録を開始(LP開設)
その上で優先順位を整理すると、ワーカー登録には窓口としてのLPができていることが最低ライン、最優先事項ということになります。スケジュールとしては現状、決めきることをしないで臨機応変に、そこを軸に各タスクを再配置していくことになります。
事業計画書
折しもこの時期は、2022年2月頃の話です。当初の計画だった4か月のプロジェクトも最終月に突入しており、その成果物として、MVPによる実証実験までの事業計画書の作成がこの第1ピリオドのゴールです。
11月の時点でぐっちょんが整理してくれた項目の成果物を整理しなおして、この4か月の集大成をひとつのドキュメントにしていきます。
ぐっちょんがこの計画書まとめを買って出てくれました。出来上がった事業計画書の項目は以下。
もちろん、私は今までこういった計画書を作った経験がないので、計画書のストーリー展開や数値の見せ方など本当に勉強になりました。これを会社に提出し、引き続きプロジェクトを継続させることが決定しました。
無事に会社の稟議を通過したとはいえ、一度こうしてまとめたり数値にしたりすることで、まだまだ詰めが甘いことが分かりました。どこか表面的な感じがします。それが、考えを深堀っていくことで深化していくのか、別の視点が必要なのか、組み合わせなのか、はたまた、実は言葉選びひとつで変わってくるのか。
いずれにせよ、まだこの時点ではモノヅクは机上の物です。カタチにすらなっていません。それを知るためのMVPが5月から始まるのです。
メンバーへの打診
第1ピリオドが終わるということは、メンバーとの契約も終わるということです。この4か月、二人は週イチ2時間のMTGに参加し、議論し、タスクを達成してきてくれました。slack上では有意義な情報も積極共有し、MTG外でも意見交換をしてきました。オンライン飲み会も実施し、人となりも分かってきました。
プロジェクトが発足したときに確認したのが、
「全員がmonozuku/モノヅクの実現と、プロジェクト進行から得られる経験を糧にすることを大きな目的とする」
です。
果たしてこの4か月の経験は、二人にとってどれほどの価値があったのだろう。
私としては、当初とのモチベーションギャップなども感じていないので、プロジェクトに対して前向きにいてくれているだろうと思っていました。一方で、にしやんには契約当初はPR/マーケティング関係を任せたいと言っていたのに、ほとんどその作業がない4か月でした。そもそも取り組みに対する意識が高い二人なので、仮にモチベーションが下がっていたとしても成果物に反映させるようなことはしないでしょうが。
3月以降のスケジュールの話は出始めていましたが、まだタスクのリストアップ程度です。小心者の私は、ドキドキしながら二人に引き続きプロジェクトに参加してほしい旨を話しました。二人は互いの様子をうかがいながらw、おずおずと話し始めました。
現状、モノヅクは形になっておらず、まだメンバーの頭の中だけです。いよいよこれから形にする段なので、それが見たい、形にするところまでは持っていきたいと話しくれました。続投決定です!
チームとは
今回のnoteでチームについて書いていて、「新しい働き方会議」でアンケートを受けたとき、「良いチーム作りに必要なものは何か?」と質問されたことを思い出したので、拙いながらもそのとき答えたことなどと、感じていることを書いておきます。
よく、ビジネス書などで「CEOは自分よりも優秀な人材を集めろ」とありますが、今回のチームを経験して本当にそう思います。私はこのチームのリーダーですが、新規事業開発においても、プラットフォームやIT事情にも疎い人間です。さらに、仕事の仕方も大企業のそれとは違い、非効率な部分が多い。
そんな私ができない事、できても非効率なことをフォローしてくれるメンバーがいてこそ、今回のこの結果があります。
このプロジェクトには、必要なリソースが全くありませんでした。なので僕はこのチームビルドにおいて、どちらかと言えば実務に秀でた経験者、能力者の部分を重視しました。(人柄を軽視したという意味でも、お断りした方の能力が劣っていたという意味でもありません)。結果として、意図せず自分を補ってくれる人材を探していました。そんな中で、実務以外でも視点の転換や心理的フォローを与えてくれるメンバーに出会えたことは、幸運としか言いようがありません。
もうひとつは、早い段階でリーダーとして失敗したこと。
これも自分にできる事とできない事を知ることにもつながったし(学び①)、
自分が出来ない、得意でなくても取りに行く覚悟も決まった(学び②)。
私はもともとガードの甘い人間ですが、失態を見てもらうことで、結果、自分という人間を知ってもらうことができたんじゃないかなと思っています。