さよなら広告収益

AdMobのアカウントをBANされたとか、そういう話ではない。
「これ以上の広告収益を求めなくなった」という話だ。

昨今の広告はオワコン感がひどい。
「私たちは終わりです」って雰囲気が露骨に漂っている。

どこかで名前を聞いたことのあるようなWebメディアも、露骨に広告が増えている。
「あれ？これエ○サイトか？」って感じの広告レイアウトになってしまってるメディアは、いまどき珍しくないだろう。

原因としてはPVの下落もあるだろう。動画全盛期の今、文字のメディアは苦戦をしいられてるに違いない。
しかし個人的には「広告単価の下落」が一番の要因なのではないかと思っている。

スマホアプリもそうだ。ATTダイアログが義務付けられたあたりで、事実上、広告の時代は終わったと思う。
ようはトラッキング型の広告がほとんど出ない。精度の高いターゲティングが難しくなったことにより、単価が下落した。

今も広告収益をメインにして頑張ってる方は大勢いらっしゃるだろうが、時代は完全にサブスクだと思う。

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そもそもの話で、広告単価みたいなものに振り回されるのはストレスだ。
毎月の表示回数が地味に伸びてても、単価が下がってれば、結果的に収益はトントン。
いや、何なら減ってるときもある。

そんなわけの分からんものに生活を預けるのは不安だ。ストレスでしかない。

前は逆の考えだった。適当に広告貼ってマネタイズしてるほうが気楽でよかったのだ。
課金なんか入れた日には、気苦労が多くて疲れると思っていた。

時代の変化もあるだろうが、今は完全に課金の方が楽だ。
それも単発課金でなく、サブスク課金がいい。

自分のコンテンツの値段を自分で決めて、なおかつ毎月定額をいただけるのなら、それが最高だろう。

スマホアプリも今は成熟期だ。どんなジャンルであれ、ライバルは山ほどいる。
それを広告でマネタイズしようとするのは、至難の業だ。
広告は大量のPVを集めることが前提なので、もはやその条件をクリアできないと思う。

課金モデルであれば、少数のユーザーにだけ刺さればいい。
月額300円でも、千人が使ってくれれば30万。
個人開発であれば十分合格点だ。

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個人的には、今作ってるアプリもそうだし、こないだリリースしたアプリにも広告を一切入れていない。
そうすればAdMobのSDKが原因でビルドできないとかないし、余計な手続きが減るので楽だ。

もちろん実際にユーザーから課金してもらうのは難しい。
100円稼ぐってことだけなら、広告の方が1万倍楽だろう。
しかしユーザーが課金してくれた100円っていうのは、自分のコンテンツへの肯定だ。これは何物にも代えがたい多幸感がある。

課金に軸足を移して2年。何とか見通しはたってきた。
今後、広告収益を頼ることはほとんどないだろう。
適当なゲームには広告を実装するだろうが、ツールに広告を入れるつもりはない。

広告収益にはお世話になった。最後にディスる形になった自分を許してほしい。

さよなら広告収益。