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自分が使わない機能の価値

ちょっと前に「AI診断」という機能をアプリに追加してみた。
これは「GPT-4o mini」のAPIを使ったやつで、アプリに記録してあるデータを元に、AIが診断をするというものだ。

いくつかのアプリに実装したのだが、普段自分が使ってるのはこれ。

自分で作った体重記録アプリなのだが、多分きっとメイビー、ユーザーは7人くらいしかいない。
8人目のユーザーになるかどうかは、あなた次第だ。

とにかく、アプリ内に「AI診断」というボタンがあり、それを押すと、AIがデータの診断をしてくれる。


もちろん診断に対してメッセージを送ることも可能だ。

これを実装するキッカケになったのは、かとのぼさんの記事。

これを読んで衝撃を受けた。そんなに安いのなら、実装しない手はないと思ったのだ。
そこで目を付けたのが健康管理アプリだ。

上記の体重管理もその1つだが、こういうアプリはユーザーも自分の状態が気になるに違いない。
しかし、ChatGPTに対して、自分のデータを渡すというのは難しい。
だが、普段記録してるアプリの中に、その機能があれば使ってくれると踏んだのだ。

実装もGPT本人に聞きながらやったので、特に問題なし。
利用規約も作り、データの受け渡しやメッセージのやり取りもスムーズに実装できたと思う。

だが誤算があった。

自分が全然使わないのだ

上記の体重管理アプリは、自分こそヘビーユーザーで、毎日記録してるのだが、AI診断をすることはない。
最初の数日使っただけで、あとは用なし。洋梨ミカンである。

こうなると、もはやワケワカメ。
繰り返し書くが、

なんせ自分が使わないのである

そりゃ他のユーザーも大して使わないだろう。
(多少使われてはいるが、その使用量は連日横ばいだ)

なぜ使わないのか考えてみたのだが、それは多分相手が専門家ではないからだろう。
専門家を気取ったAIなのだから、アドバイスもビタイチ心に響かない。

実装する前は、先々の有料化も考えていたのだが、その読みは見事に外れてしまった。

自分が使わない機能に価値などない。

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