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グー○ル付き合い考

グー○ルのことが信用できない。
ネット上に一大帝国を築いてる企業のことだ。
伏せ字にする必要はないが、どこに監視の目があるのか分からないので、あえて○ーグル、いや「G」と書かせていただこう。

まず最初に言っておきたいのは「私はGのおかげで生活できてる」ということだ。
これはもちろん私だけではない。YouTuberやブロガー、そしてもちろんアプリ開発者もGから受けてる恩恵は計り知れない。
Gのおかげで生活できてる人は、今や世界中に何十万人といるはずだ。

本当にありがたい。まさにG様々なのだが、Gはときどき無慈悲なBANをする。
アプリの削除やらアカウントの停止など、全然身に覚えがなくても、鉄槌を下してくることがある。
問い合わせたところで、マトモな返事が返ってこないことがほとんどだ。「自分の胸に手を当てて考えてみろ」みたいな返信をされる。

ゆえに私はGを信用していない。今あるGからの収入もそうだし、GooglePlayに置いてるアプリたちも、いつ消されてもおかしくないだろう。
Gなしでは生活が厳しくなることも確かだが、それと同時に全く信用してないことも確かなのだ。

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さて、ここからが本題。

「Gは本当に信用ならんな」ということを、こないだボーっと考えていた。
正確にはかっぱ寿司でサラダ軍艦を食べながら考えていたのだが、そのときひとつの考えが降りてきた。

いやいや待てよ。

そもそも信用できる企業なんてあるのだろうか?

という考えだ。

Gが信用できないのは当然だが、それ以前に信用できる企業が自分の周りにあるのかと考えた。
ここでいう「企業」とは「取引先」のことを指す。
つまり自分(ないし自社)の口座にお金を入金してくれる会社のことだ。

私も独立して20年近くたつ。おかげさまで今日まで数十社と付き合ってきた。
しかしながら、本当に信用してる会社は1社もない。

例は少ないが、支払いが遅れたり、挙句の果てには未払いのままバックレた会社もある。
一度でもそういう経験をすると、「この会社は大丈夫かな?」という疑念を常に持つことになる。

しかし世の中に絶対はない。向こうがどれだけいい人でも、資金繰りに行き詰まってしまえば、支払いも遅れたり、最悪倒産して回収不能にもなるだろう。
こっちが取れる防衛策は「売上の多くを1社に依存しない」ということだったりする。
個人的には20%を超えなければ安心だ。

さて、そうやって考えてくると、そもそも世の中に絶対はないし、Gに依存してる自分の責任という側面も見えてくるだろう。
もちろんGが資金繰りに行き詰まることはない。それが原因で自分への支払いが遅れたり、バックレたりすることなどないだろう。

しかしどれだけの大企業と付き合ってても、ハシゴを外されることはあるものだ。
向こうの都合で取引先を半分(10→5社とか)にするということになり、そのまま倒産してしまった中小企業なんて山ほどあるだろう。
私の知人も、そのパターンで見事に倒産した。

こういう目に遭う確率と、Gから無慈悲なBANをされる確率は、実はそう変わらないと思うのだ。
むしろわけの分からん社交辞令や飲み会などない分、Gとの付き合いは非常に楽だ。

Gの傍若無人な振る舞いは嫌いだし、信用できないもの間違いないが、私はこれからもGとの付き合いを続けていくだろう。
Gからの広告収入はありがたいし、GooglePlayという場所も非常に魅力的だからだ。
メリット・デメリットを比較すれば、付き合わない道など考えられない。

サラダ軍艦を食べながら、改めてそう思った。

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