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尾籠な話

※今回は表題の通り、猫に関する尾籠な話に終始しておりますので、ご了承の上でお進みになるかどうかをお決め下さい。 
 
 
 
 
 

 

 

 

猫と暮らし、その健康を守るために欠かせない事の1つに、トイレチェックがある。尿や便の状態、量、匂いの確認は、健康状態の把握に大切だ。
うちの猫は特に運動不足+ループ大腸による便秘傾向があるので、大の方のチェックでは私の目の色が変わる。
現在、ロイヤルカナンのアロマエクシジェントとピュリナワングレインフリーをローテーションで与えているのだが、以前はそこにロイヤルカナンの毛玉ケアをミックスしていた。しかし、より積極的な便秘ケアが必要とのことで、獣医師との相談の結果、ミックスしていた毛玉ケアをロイヤルカナンの消化器サポート可溶性繊維に変更した。
先に結論を言えば、うちの猫にはたいへん良い効果があった。1日1回、だいたい決まった時間に、形はコロコロと小ぶりだが、格段にやわらかな便が出るようになったのだ。やわらかいと言っても下痢様ではなく、水分を蓄えた繊維のおかげで、ゲルというかゴムというか……なんとも言い難いなかなかに奇怪な感触だ。それでも猫がするりと押し出せるのであれば御の字である。
このように猫のトイレチェックをしていると、いつも思い出す映画がある。
それが『ラストエンペラー』だ。

言わずと知れた名作ではあるが、この最初の方に幼い皇帝のおまるの中の便を宮廷医師(?)が確認して食事の内容を決めるシーンがある。私が日々行っているトイレチェックと同じではないか、ならばうちの猫はエンペラーか……と薬体もない事を考えずにはいられないのだ。
そのエンペラーは今日も昼寝の合間に3g、5g、4gとちびちび食べを繰り返し、水もしっかり飲み、夜中には1日の食事の成果として立派なブツを生産したことを大声で触れて回るだろう。
それでいいのだ、猫が健康ならば、人間の些細な寝不足ぐらいどうと言う事はない。

 

余談だが、『ラストエンペラー』の中に出て来る
「皇帝陛下に一万年の栄光を!」
という台詞がずっとずっと謎だったのだが、数年前に見返していた時に、戴冠式のシーンで万歳、万歳、万万歳(私の耳にはわんすぇ、わんすぇ、わんわんすぇ、と聞こえるのだが、正しくはどう発音するのか分からない)と繰り返されているのを聞いてようやく、
「……あああ!!『一万年の栄光を』って『万歳』の事か!!!」
と気づき、目から鱗が落ちる思いをした。

万歳→ten thousand year→一万年

そこは普通に万歳と翻訳する訳にはいかなかったのだろうか……

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