6月は元気でした
夏の遠征が好きだ。これを書き始めたいまは有休を取った金曜日の午前9時半。発表された3か月前から心が躍ったノイミーちゃんのツアーファイナル武道館へ向かうその飛行機のなかでこの文章を書いている。わくわく浮ついた状態で書く文章は、未来に自分で読み返すときにたのしいから書いている節がある。わたしがわたしのためのコンテンツを作っている。自給自足。
え、上半期もう終わり〜?6月も秒だった…って思ったけど、6月にしたツイートとか仕事のことを振り返ってたら(あ、ちゃんと1ヶ月生きてたわ)と納得できた。普段の休日はかなりの引きこもり具合で家から一歩もでないことがザラにあるのだけど、6月はいろいろな芸人さんの単独ライブツアーの地方公演がこちらであったり(ありすぎてかなり厳選した。ほんとは全部行きたかったくらいだよ)湿度でくるんくるんだった髪も真っ直ぐにして短くしてもらったし、仕事も忙しくて充実していたような気がします。やっぱりこの一番日の長い時期はとても快活。これ以上暑くなるとまたしんどいし、真夏のピークが去ったら日は短くなる一方なので嫌だな…と今年も既に思っています。
最近はもっぱら暇な時間はゼルダの新作(ティアーズオブキングダムことティアキン)に費やしていてあんまりお笑いライブの配信も、テレビも全然観れていない。ゲームしながら聴けるラジオはやっぱり最高です。ゼルダはオープンワールドでマップが広大で(今回空も地底もあるし、井戸も洞窟もたくさんある)探索がたのしすぎてメインストーリーそっちのけで寄り道ばっかりしているし、そのせいでいつも迷子になっている。ゲームの中でもちゃんと方向音痴だ。出張に行く時、荷物少なめ主義なので、5泊分ですらキャリーケースも使わないのですが、重くて嵩張るのにSwitchと充電器出張に持って行くくらいにはハマっている。もうすぐピクミンの新作も出るし(体験版ダウンロードだけして旅にきた)マリオRPGの新作?も出るらしくてまじで可処分時間がない。働いてる場合じゃないです。
それでも5月身を粉にして出張行きまくって手当だけで35000円近く稼いだり(食事代も入れたらプラス3万円くらいもらってる。すげー)夏のボーナスも結構出た。たくさん稼いでたくさん遣って経済回すしかないっしょ!の気概もあります。
↑ここまで書いて三週間以上経ってしまった。あっという間に7月も終盤。びっくりするね。
武道館のコンサートはほんとう〜に良くて冒頭から感動で鼻の奥が痛くなったり、終盤の演出に泣きすぎて横の手すりを握りしめて呆然としてしまうくらいだった。それでもどんどんコンサートは進むから(待って!置いていかないで!永遠に続いていて!)とひどく狼狽えていた。今回配信がなくてすぐ見返して反芻できないのが悔しかった。円盤化はするだろうけど、だいぶ先だろうし、CS放送ないかな〜とワンチャン願っている。記憶はすぐ薄れていくなあ。周りが良く見える二階席だったからこそカラフルな光の海が圧巻で、曲によって一色に染まる様がまた良過ぎた。この客席のひとりひとりに人生があって、思い入れたり、悩んだり、大事なひとがいたり、最悪な一日があったりするんだよなあとすぐ思ってしまう。それはステージ上にいる人たちも一緒。光を浴びながら内側からも発光する人たちも人間だ。苦労や努力の上で光り続けるひとたちの暗い部分は見えないけれど、確実にある。いろいろなものを犠牲にしながらもひとを楽しませている。エンターテイメントの世界に生きているひとたちのことはずっと尊敬し続けるのだろうな。…すぐに重たくなってしまうな。
いつだってすこやかでほがらかでいたい。これはもうハタチくらいから思っていて夢のない人生の指針みたいなものである。歳を重ねてちゃんと老いてる実感があって絶好調な日はなかなかない。大人になってできることが増えて、視野が広がったり、諦めがよくなったり、生きやすくなった部分がたくさんあるなと実感してきたのだけど、その分失ってきたものからは目を背けてきたな…と最近気付いた。もう若くはないから無茶しない方がよいという気持ちと、でもいまが一番若いのだから…という気持ち、「折り合い」のつけ方はずっとむずかしい。自分が「選ばなかった(選べなかった)」人生のこと、嫉妬する気持ちはほとんどない。なんかもっと快活に「う~らやましいな~!!!」って言えたらよかったなという気持ちはある。暗くてじめじめしている性質にはもうとっくに慣れっこなのだけど、かわいげすらなくてつらい。うっすら笑みをたたえた機嫌のよい仮面をかぶっていることに嫌気が差す日もちゃんとあった。「穏やかで機嫌のよい人」と思われたいからいいのだけど、結局「擬態」の日も多くて無理が祟っている。自分を大事にしたい。もっとご自愛。
……冒頭とテンションの差がすごい。体調が悪い。夏のこと、脳は好きなのに身体は全然好きになってくれない。暑いも熱いも全然得意になれない。北に住んでるのにもっと北に住んだほうがいいのかもしれない。なんなら冷房もつらい。温度差というか「変化」に弱い。適応力が弱い。弱いというか時間がかかる。遅い。慣れない。慣れたら強い。変化が苦手だから慣れ親しんだところを離れるのがこわい。優柔不断。沈みゆく船から降りられない。最初の選択が重要だったんだよな。始めてみないとわからないことが多すぎる。もっと勇気が欲しい。
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