ナンてこった!!
どうも。
KONGです。
もう少しでGW。
今回はGWに起こったKONGの体験談。
それは数年前。
広島で開催された『肉フェス!』にGET BILL MONKEYSが参加した事がある。
旧・広島球場跡地の中心に、来場者が座れるテントがドドドドと数多く並べられ、その場を囲むように『肉自慢』のお店や屋台がズラリと並ぶ。
その一角にドカンと組まれたステージでのライブだった。
1日に昼と夜の2ステージを3日間行う、とてもパワフルで活気のある素晴らしいイベントだった。
1日目。
夜のステージが終わり、イベント関係者様に用意していただいたホテルにチェックイン。
繁華街にも歩いて行ける立地の良いホテルだった。
メンバーの部屋はそれぞれ別々の階になっており、KONGの部屋は4階の『420』(確かそんな感じ)
エレベーターから降り、自分の部屋の番号が表示されている矢印を見ると『420』がどうやら4階の最後の部屋だと気付く。
同時に
「お!角部屋かな?ラッキー!」
と、ズラリと並ぶルームナンバーを見ながら自室を探す。
「416…417…418…419…?」
おや?
419が角部屋。
振り返ると420を発見し、
『420』は『419』の向かいに一部屋だけ別の列でポツンとあったが、全く気にすることもなく、そんな事より速攻シャワーを浴びて買って帰ったお酒を飲んで割れた卵のように『ぐで〜』としたかった。
ガチャリ。
ガサゴソ。
シャワーをバシャーー。
プシュ!!
ぐびぐび…。
「ぷはぁーーーーーーーー!!!
疲れたぁ……zzzzzz」
…………
……
「……&)@-“£€$=…ブツブツ」
「………てん$£<+%*+=<…ブツブツ」
ん?
気を失っていたKGNGは何やら呪文のような声が聞こえ目を覚ました。
時計を見ると22時頃。
(1時間ぐらい寝落ちしてたか…。)
シーンと静かな部屋に
再び呪文が聞こえる。
「……$€++=€|%……ブツブツ」
ん??
どうやら廊下側からだった。
恐る恐る、ドアを開けたら…
……
あらビックリ。
異世界転生。
インド?ネパール?
どこの国のお方か判別出来なかったが、各部屋のドアをフルオープンして、絨毯仕様のふかふかの廊下で何やら集会的なイベントが発生していた。
部屋で焚いている「お香」の匂いが4階フロアを包み込む。
(あれ?
広島に来てなかったっけ?
海外来たっけ?)
と、錯覚してしまうほど正面の4部屋ぐらいの宿泊者がドアをフルオープンで鎮座している。
固まるKONG。
固まるKONGを見上げる集会中の方々。
多分、ここまで読んだ方々のほとんどは
「なんだ夢の話か」
とお思いだと思うので、先に言っておきたい。
全部、現実である。
自動販売機に行くフリをして、そのまま部屋を出て、再び4階に戻る。
するとあら不思議
匂いだけ残して誰もいなくなっている。
「なんだったんだ?…」
部屋に入って数十分後。
「……&)@-“£€$=…ブツブツ」
「………てん$£<+%*+=<…ブツブツ」
再度呪文のような会話が聞こえて来てきたが、各国では習慣が違うから仕方ない、おそらく広島には世界に誇れる文化財があるから見に来たのだろう。
見る事で知る平和の一歩だ。
楽しい旅行になってくれ。
この匂いも慣れるだろう。
(まぁ、慣れる頃には俺は帰っちゃうけどな!!)
と、その会話を子守唄にその日は眠りについた。
翌日。
メンバーのカワコウに昨夜の事を話し、
「マジっすか!?
嘘でしょww」
と、半信半疑だったので、2日目の演奏終了後、集会が行われてそうな時間に4階の420にエスコートした。
エレベーターの中でカワコウが
「つーか今日でチェックアウトしてるかもしれませんね?」
確かに。
そうだと俺もありがたい。
なんせ例えホテルであっても、部屋のドアの前で知らない人が立っているのは気持ちよくはない。
そうこうしているうちにエレベーターは5Fを通過し
「あれ!!
なんか、もうなんか匂いません?
え!?
コレ気のせいっすか?ww」
『ガタン』
『チーン』
エレベーターのドアが開く…
エレベーターの出て左に曲がると・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・
・・
やはり海外!!
まるでカワコウを生贄として連れて来たかのような気持ちになりながらも、無言で自室の部屋を開けて中に入る。
『バタン……』
悪い事をしたわけでもないのに大人2人が小声で喋る。
カワ「いやぁ〜〜
……
ここ……どこ?」
KONG「広島。」
カワ「アレはアリですか?」
KONG「知らん」
カワ「つーか、俺部屋に戻りにくいんですけど。」
KONG「知ってる」
カワ「うわぁ…
……
オツカレサマデシタ!!」
こうして彼は集会所を再び横切って帰って行った。
その後、
カワコウがどうなったかは誰も知らない。
ひょっとしたら、困ナンでナン解な出来事が起こったが、ナンでもない顔をして、ナンなくやり過ごし、最後には楽しくナンでも食べて
「こんナンいくらでも食べれますよ!」
ナンて言ったかもしれない。
ただ、3日目の彼のギタープレイは何かが違った気がする。
結果、このGWは広島で演奏して海外に戻るを繰り返し、4階の御一行様とは並んでチェックアウトする事になったKONGでした。
皆様も楽しい楽しいGWが過ごせますように。
それでは!
また!
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