冷凍庫の先に広がる素敵な世界
我が家の冷凍庫には、いつもいいものが入っています。
急いで食べるのがもったいない、美味しいおやつを、わたしはいつも凍らせておきます。そして、思い立ったときに、一つずつ解凍して、一人で静かにいただくのです。
いまあるストックは、こんなラインナップです。
箱やパッケージ買いすると、どうしても余ってしまうんです。余るほど買わなければいいんですけど、まとめて買った方が経済的なんですよね。それに「あ、食べたい」と思ったときに、わざわざ買いにいくのも面倒で。
……などと、心の中で言い訳しながら、いつもどさっと買ってしまいます。
そうそう、ストックしているものはもう一つあります。いま、冷凍庫の中でぶっちぎりの魅力を放っているやつ。
文明堂のどら焼きです。
一時帰国中に、空港の中で買いました。時間がきて、アメリカに連れ戻される間際に、手を伸ばして掴んだ最後のおやつです。
やっぱり、アメリカで手に入る無名ブランドのどら焼きとは違って、味が上品です。
皮の部分のほんのりとした甘さと軽さ、あんこの丁度よい硬さとしっとりとした触感。もったいないから、一回に1個で我慢するんですけど、もしいつでも買えるなら2個は食べてる。
ああ、もっとたくさん買ってくればよかった。
いつもはコーヒー派のわたしも、このときだけは日本茶にします。どら焼きと日本茶だけで、こんな至福の時間が作れるなんて、アメリカに来るまで気づきませんでした。
つい先日まで、同じく文明堂のカステラもあったのですが、早々に食べきってしまいました。あんなにぱくぱく食べないで、冷凍しておくんだった。
後悔先に立たず。
《久しぶりに日本へ帰ったときのことを書いた記事》